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「無念の休場」白鵬が振り返った“新ライバル”との「奇跡の復活」対戦

 第73代の新横綱・照ノ富士と、迎え撃つ第69代横綱・白鵬の激突に大相撲ファンの期待が、高まっていた秋場所。だが開幕直前、白鵬の所属する宮城野部屋の力士から複数の新型コロナウィルス感染者が出たため、白鵬を含め宮城野部屋力士は全員休場となってしまった。

「名古屋場所全勝対決の再現なるか!?」「モンゴルからの因縁再燃!」「令和の龍虎名勝負!!」といったファンの熱い期待を集める勝負はいったんお預けとなってしまったが、新横綱の照ノ富士は、モンゴル・ウランバートル出身、伊勢ケ濱部屋。1991年11月29日生まれ。29歳である。大関の地位から序二段まで陥落しながらも、大関に返り咲き、横綱まで昇り詰めるという史上初の「奇跡の復活劇」を演じている。

 一方の白鵬もまた、史上初の6場所連続休場明けの優勝という「奇跡の復活劇」を演じた。まだ記憶に新しい今年の名古屋場所のことである。7月18日の千秋楽、全勝相星決戦。照ノ富士を渾身の小手投げで降した一番である。白鵬が語る。

「名古屋場所を無事15日間取り終えることができました!結果は全勝優勝という自分でも信じられない最高の結果を得ることになりました。正直、右膝はもう限界を越えてボロボロでいうことを聞かない状態での照ノ富士関との一番でした!」

 その時点で、白鵬の通算成績は、1187勝247敗238休で歴代最多の通算勝利数であり、幕内優勝回数は実に45回と歴代最多である。

 ここに至る道筋は、白鵬初の自伝マンガ「白鵬本紀」に詳しい。第1巻が8月30日に発売されている。この日は、秋場所新番付発表当日であった。

「千秋楽相星決戦」の再現は、次の九州場所を待たねばならぬこととなったが、9月12日から始まる注目の秋場所で、白鵬の“新ライバル”の活躍に、まずは注目したい。

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