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薬師寺保栄、“辰吉のお陰でメシ食えてるとは言わないけど…”動画発言の深意!

 元プロボクサー・薬師寺保栄氏と言えば、1994年12月4日、名古屋市総合体育館レインボーホール(現・日本ガイシホール)で行われた、WBC世界バンタム級暫定王者・辰吉丈一郎氏との王座統一戦が印象的だ。

 対戦前には辰吉有利との下馬評だったが、始まってみれば、辰吉氏の猛攻を巧みにガード。多彩なパンチとフットワークで対抗し、12ラウンドの激闘の結果、有効打で上回った薬師寺氏が「2‐0」の判定で勝利を収めたのだ。

 その薬師寺氏が、3人の元プロボクシング世界チャンピオンのYouTubeチャンネル〈渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル〉の、9月19日付け投稿回〈Vol.175【世紀の一戦!薬師寺vs辰吉】不利予想を覆したマックトレーナーの一言!?/戦いを前に王者・薬師寺は?/人生を変えた一戦を語る〉に出演。

 辰吉戦を「人生のターニングポイント」と振り返り、あの一戦がなければ、ここ(この日の収録)にいない…つまりは、仕事のオファーを受けることも無かっただろうとし、さらに「○○戦って言われたことないじゃないですか?」と薬師寺氏は問いかけた。

 世界チャンピオンといえども、ファンの心に残る“○○戦”と言われるような「世紀の一戦」に巡り合うことは、数少ないようで、問われた渡嘉敷氏も「無いねえ…」とボソリ。薬師寺氏には記憶に残る「辰吉戦」という対戦があり、「それがめちゃくちゃ幸運」と語った。さらに、「あいつのお陰で飯食えてるとは言わないけど…」としたうえで、「でも、そういうもんだと思う」、すなわち幸運だったと、薬師寺氏が、辰吉氏を立てる一幕もあった。

 勝てば官軍、負ければ賊軍との言葉通り、薬師寺氏があの一戦を振り返る機会は多いが、辰吉氏に、この番組に登場いただき、「薬師寺戦」についても拝聴してみたいものだ。

(ユーチューブライター・所ひで)

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