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記事全文を読む→掛布×川藤 阪神タイガース2014年「最強計画」(3)
掛布 13年はそれが少し感じられた年ではありましたね。僕はマスコミを使って「野手のレギュラーは鳥谷だけ。マートンですらわからない」と選手にメッセージを送るべきだと思います。今の阪神にポジションが決まってる選手なんていないでしょう。
川藤 おらん。それぐらいチャンスがある。
掛布 それこそ阪神の二軍には西田という若くていい打者がいる。彼もショートのポジションですが、鳥谷の全試合出場にこだわっても、ワンサイドになったら彼を出してあげるべき。そういうことをしないと、あとで大変なことになると思う。
川藤 そうすればレギュラーにも危機感が生まれる。
掛布 投手だって14年は久保とスタンリッジがいなくなってローテが空いてるわけでしょ。そこで秋山、歳内あたりの若手に大きなチャンスがある。
川藤 これで出てこんかったらアホやんけ。
掛布 抑えの呉昇桓〈オ・スンファン〉もいますし。でも、14年の阪神はどうしても投手力は下がる。そう考えると、打撃力は13年のシーズン以上に必要じゃないですか。
川藤 85年もそうやけど、若い投手が育つ要因の一つはなんじゃといえば、打撃の援護や。
掛布 やっぱり4点ぐらい取れる打線じゃないと投手も厳しいですね。1試合で3.5から4点台。防御率が1点台でも0勝10敗のような投手より、マー君みたいに2点、3点だけど20勝する投手のほうがいいですもんね。
川藤 必要なのは抑えられる投手よりも負けない投手。勝てる投手やな。
掛布 スタンリッジにしたって、もし巨人で投げてたら最多勝獲ってたかもしれませんし。
川藤 わしも一度、スタンリッジにインタビューしたことがあって、「お前、巨人戦ばかり投げさせられてるけど、本当は別のチームでも投げたいやろ」と聞いたことがある。本人は否定してたけど内心は違うはず。普通に考えたら別のチームにも投げてたらこんな成績で終わってないぞ。
掛布 打撃陣はどうです?
川藤 そりゃ、まずは4番やろ。新加入のゴメスがせめて30本から40本塁打せえへんかったら、優勝は無理やな。
掛布 甲子園であの風だったら30本は打たなアカンでしょう。打率は最低でも2割8分。
川藤 ただ、大事なのは勝負どころや。
掛布 そうですね。あとは外のボールの見極め。問題はそこしかない。それができれば後ろも生きてくる。
川藤 大和も13年はケガがあったものの、ほぼ1年間働いた自信があるから、シーズンで盗塁を40回できればチームの勝ち星は絶対に変わってくる。
掛布 4番の前後はかなりおもしろく組めると思います。上本がセカンドにハマればサードに西岡。大和、上本、西岡の3人で1、2、3番を組んで、足の速い選手が並ぶ。それならゴメスが4番で、鳥谷を5番にしてもいいわけでしょ。そしたらマートンは6番に下がる。
川藤 マートンを6番にできるのは大きい。そうなったら点が読める。
掛布 だからこそ、ゴメスが4番の務めをこなせるかどうかが重要。打てなければ、またチームがバラバラになってしまうかもしれませんからね。
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