芸能
Posted on 2021年12月17日 09:57

つぶやきシロー「売れてもいないのにどうして映画化なんだろうなと」

2021年12月17日 09:57

テリー 自分が書いた小説が映画になるなんて夢みたいな話だよね。話が来た時はどう思ったの?

つぶやき これ、文庫は11月に出たばっかりなんですけど、単行本が出たのはもう5年前ですから、「なんでこんなに時間がたってから?」と思いましたね。もちろん、映画になることは、もっと前に決まってたんでしょうけど。

テリー いいねぇ、相変わらずネガティブで(笑)。

つぶやき しかも、売れた本が映画化されるならわかりますけど、売れてもいないのにどうしたんだろうなと。いろいろ企画がボツになったけど、何か映画を作らなきゃいけないから、この本を選んだのかなと思いましたね。

テリー でも、これを映画化しようと考えた監督なりプロデューサーなりは、スゴい優秀だと思うな。ちょっとスケール感は違うけど、「タンポポ」とか「マルサの女」とか、俺は伊丹十三さんの映画を思い出したけど。

つぶやき あ、そうですか。

テリー あと、ちゃんと原作にリスペクトもあって、すごく原作に忠実に作ってるよね。キャスティングも、特に主人公の伊澤春男なんて、つぶやきさんが安田顕さんをイメージして書いたのかって思うぐらいハマってたし。

つぶやき あ、そうなんですね。見てないんで、なんとも言えないんですけど‥‥。

テリー 見て来いよ!(笑)

つぶやき あぁ、すみません。今日は逆にテリーさんに映画のことを教えてもらおうかなと。それを他の取材の時に話そうかなって。

テリー ダメだよ(笑)。でもさ、小説を書く時って、自分の知ってる人をイメージしたほうが書きやすいでしょう。物語の舞台も詳しく知ってる場所じゃないと書けないだろうしさ。

つぶやき 登場人物は具体的に誰かをイメージして書いたってことはなかったんですけど、スーパーは自分が行ったことがあるけど実際に働いたことはなくて、「何となくこんな感じだろうな」っていうのはありました。

テリー そうだよね。

つぶやき だから、出来上がったパンフレットや写真を見せてもらった時は、「あ、こういう風景になったんだ」って思いましたし。2人だけの会話を書いたシーンだと、「その後ろで立ってる人はこういう表情してるんだ」とかも思ったりしました。

テリー 小説では読者の想像に任せる部分も、映像化する時はちゃんと決めて撮らなきゃいけないからね。

つぶやき 家のどこに何が置いてあるとかも、自分の思い描いてたのとは違ったりして、「あぁ、そうか。映画ではこうなったんだ」って、答え合わせをするみたいな感じは新鮮でしたね。

テリー もう次回作なんてのも考えてるの?

つぶやき いや、何も考えてないです。

テリー もったいないじゃん。今回はかなり等身大だったから、次はもっとスケールの大きな話を書いてみるとかは?

つぶやき いやぁ、ミステリーとか、すごい事件が起こる話なんて全然書ける気がしないです。文章力も追いつかないですし。なんの変哲もない日常を生きる中年男の心の内というか、そういう機微をつないで書くのが精一杯で。

テリー そうかなぁ。又吉(直樹)とかバカリズムみたいになれると思うけど。

つぶやき またテリーさん、やめてくださいよ。絶対なれるわけないです!

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