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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「アルナシームの素質は十分」
年の瀬も押し迫って、中央競馬も残すところ2週とちょい。今週は阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティSがメインだ。
長らく中山競馬場で施行されていたが、外枠が不利でトリッキーな難コースということで、より公正を極めるため、14年から阪神に移設されて今年で8回目を迎える。
そして17年にはホープフルSがGIに昇格。こちらに来春のクラシック(皐月賞、ダービー)を狙う馬が集結するようになったのに対し、朝日杯FSは17年以降、マイル路線を歩む純然たるマイラーが多く出走するよう色分けされる格好となった。
2歳マイラーが来春に目指すのは、NHKマイルCと安田記念だが、さて将来に向け羽ばたく有望株は、どの馬か。今年の顔ぶれをざっと見渡しても素質馬がそろっており、熱のこもった激しい競馬が繰り広げられそうだ。
まず、有力どころの馬を挙げてみよう。3戦全勝のセリフォス、マイルの経験はないものの、名手ルメール騎手がゾッコンのジオグリフ、京王杯2歳Sで2着したトウシンマカオ、武豊騎手とコンビを組む2戦2勝のドウデュース、同じく2戦2勝のドーブネ、そして前走のデイリー杯2歳Sで、勝ったセリフォスにコンマ3秒差の4着に敗れたプルパレイといったところ。そのほか伏兵陣も多彩で、どう転ぶのか、人気どおり簡単に決まらないように思える。
データ的に見ても、阪神に移った過去7回のうち4回が馬単で万馬券が出ている。阪神に移って順当に収まるかに思えたが、皮肉と言うほかない。
とはいえ、キャリアの浅いデビュー間もない若駒同士の争い。不確定要素が多いのだから、波乱の結果になりやすいのは当然か。
02年に馬単が導入されて以降、これまでの19年間、その馬単での万馬券は8回。この間、1番人気馬は5勝(2着4回)、2番人気馬は6勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は3回あるが、順当に収まりづらいのはデータが示すところだ。
前述した有力どころに絶対視できる馬がいないとみて、穴党として大いに期待したいのは、アルナシームである。
デビュー戦(函館芝1800メートル)は実に強い内容で、その時点で将来性を感じたが、手綱を取った武豊騎手も「稽古ではうるさいところがあったが、競馬では落ち着き払ってセンスのよさを感じた。素質は十分」と絶賛したほど。
それ以来のレースとなった前走の東スポ杯2歳Sは3番人気に支持されるも、追ってからの反応がイマイチで6着に敗れた。しかしこの時は4カ月半ぶりの実戦で、久々がこたえたとみていいのではないか。
体重が20キロも増えて成長ぶりがうかがえたが、まだ体に緩さがあった。道中で折り合いを欠く場面があったのは恐らくそのためだろう。ということで前走は参考外。改めて注目したい。
そもそも新馬戦を勝ち上がったばかりで重賞にぶつけてきたあたり、厩舎の期待度は大きいはず。実際、橋口調教師は「上を目指せる馬」とヤル気をにじませており、この中間の動きは素軽く、使われての変わり身は十分あっていい。
牡馬としては小柄だが、柔らかい身のこなしをしており、アカ抜けた好馬体の持ち主。それだけでも素質のよさが見て取れるが、アルアイン(皐月賞)、シャフリヤール(ダービー)が近親とあって、血統的にも文句なし。モーリス産駒で、母の父がディープインパクト。芝のマイル戦はまさにピッタリと言ってよく、良馬場条件に、大きく狙ってみたい。
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