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浅井康太の番手差しVS金子貴志の押し切り!
長期の欠場を強いられると、その間、無収入となり選手には痛手だが、練習に打ち込めば必ず新たな財産ができる。
「四日市記念」(2月15日【土】~18日【火】)に出走予定のS級S班は、金子貴志と浅井康太。2人の地元地区の記念、特に浅井はホームバンクだけに優勝しか頭にない。力量にやや差があるS1勢が、金星をあげられるかどうかも注目されるシリーズになる。
3年間、SS班を守っている浅井だが、11年にGI2V(寛仁親王牌、オールスター)を飾りながら、その後2年は優勝はおろか、決勝戦に乗ったのが昨年の親王牌●【8】(●は決勝レースの着順)だけ。記念での活躍あってのSS班で、08年以来の出走になるここは、主役にふさわしいレースを披露しなければならない。
遠征では根田空史がチャレンジャーの筆頭。昨年7月高知記念の追走義務違反で思いも寄らぬお灸を据えられたが、斡旋停止の4カ月間、「地元で練習漬けの日々だった」成果が出た。全てFIとはいえ、前々走・伊東まで5場全てで決勝戦に進出、2度の優勝を飾った。積極先行でパワーアップをアピールする。
さて、並びと展開。地元地区は金子─浅井─柴崎淳で鉄壁の布陣。近畿は山田久徳─三谷政史の93期コンビ、四国は原田研太朗─堤洋の徳島両者、九州の松川高大─田中誠までが西日本では圏内。東日本は南関の郡司浩平─根田─鈴木誠、関東の矢野昌彦─藤田竜矢─朝倉佳弘、そして飯野祐太─佐藤朋也の東北ラインが有力と見た。
原田と郡司が叩き合い、山田が早めにまくる。前団が短くなった外を、地元の2車を連れて金子が襲いかかることになる。
◎浅井=○金子。浅井の番手差しを上位に取ったが、金子の押し切りも十分ある。3番手評価の根田は郡司の頑張りしだいも、勝つまでは厳しい。
伏兵は、地元三重の伊藤世哉(87期)と柴崎俊光(91期)に、愛敬博之(愛知・94期)を加えた3選手だ。
伊藤の父で師匠の伊藤等志さん(引退)は私と同期(38期)で、伊藤世は自在性が持ち味だ。柴崎は有力候補・淳の兄。今期S2に降級も12月FI松阪を完全Vで飾っているように、実力はS1と互角。セミファイナルまでは勝ち上がる。中部の機動力型の一人である愛敬は、12月FI前橋で根田を破ってのS級初優勝が光る。先行して粘りがあり、2着も押さえたい。
◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
◆アサヒ芸能2/10発売(2/20号)より
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