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キム・ヨナ 「拒食症」疑惑で深刻な肉体崩壊の危機(1)

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 ある医療関係者から韓国のメディアに1通の英文メールが届いた。メールには最近のキム・ヨナの画像も添付されており、その内容は彼女が「拒食症」であるという衝撃的なものだった! 昨年12月、今年1月も試合に出て優勝し、絶好調に見えるキム・ヨナの体にいったい何が起きているのか。

 ソチ五輪を目前に控えた今月上旬、ある医療関係者から韓国メディアに送られたのは、キム・ヨナ(23)の画像が複数枚添付された英文メールだった。翻訳するとその内容は、以下のようなものである。

〈写真は14年の韓国選手権の時のキム・ヨナである。これを見ると、彼女の肩甲骨と肋骨が浮き出ていることが分かる。この身体は、トレーニングで引き締まったものとは程遠く、筋肉と皮下脂肪が極端に少ない低栄養状態でemaciation(るい痩〈そう〉)になった人間の背中と同じである〉

 この「るい痩」とは、病的に痩せた状態のことである。単なる体重減少を超えて、脂肪組織ばかりか、筋肉までも削ぎ落ちていく状態を言う。添付されていた画像の一つがバックショットなのだが、確かに骨が浮かび上がって見える。

〈上腕と肩甲骨の部分は、体重の増減で最も変化が出にくい部位である。この部位がこれほど痩せているということは、他の部位の筋肉や皮下脂肪はすでに落ちてしまったと考えられる。彼女の映像を見ると、体毛が濃く、毛髪が薄いことが分かるだろう。手の甲は骨と皮だけで、足もカサカサである。これは、anorexianervosa(拒食症)の患者に良く見られる状態だ〉

 キム・ヨナといえば、昨年12月にクロアチアのザグレブで開かれた国際大会、1月には地元韓国で開かれた選手権に出場し、いずれも圧勝。ソチ五輪で金メダルを狙う浅田真央(23)の最大の障壁となるのは間違いない。そんなキム・ヨナが「拒食症である」という“密告”には疑いの目を向けざるをえないだろう。

 しかし、元五輪代表選手の渡部絵美氏が女子フィギュアの現状をこう語るのだ。

「現在の女子フィギュアは3回転ジャンプが主流で、3回転を跳ばなければ点数が出ません。体重が軽ければ軽いほど、着氷の時に膝への負担が軽いので、ジャンプのために多くの女子選手が減量をします。また、スピンも脂肪が邪魔すると絶対に足が上がりません。現在のフィギュア選手は、不健康に見える痩せ方をしている人が多いですね」

 では、拒食症に近い過度の減量がどのような状態をもたらすのか、長くボクシングなどのスポーツドクターをしている富家孝氏がこの写真を見ながら解説する。

「フィギュアのことはわかりませんが、骨が出るというのはちょっと無理な減量かもしれませんね。拒食症に近い減量は、脱水症状を起こしますから、手がカサカサになるということは十分に考えられます」

 実は、フィギュアの女子選手が減量などから、拒食症などの摂食障害に陥るケースは珍しくないのだ。

◆アサヒ芸能2/10発売(2/20号)より

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