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記事全文を読む→フィギュアスケート織田信成「モラハラ告発裁判」で大泣き敗訴/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
2010年開催のバンクーバー五輪に、フィギュアスケート男子代表として出場。2013年に現役を引退するも、その後、プロスケーターとしてアイスショーなどで活躍していた織田信成が突如、「おじさんでもできることを証明したい」として、現役選手として競技復帰したのは2022年だった。当時、織田はプロスケーターとして活動する一方、2017年には関西大学アイススケート部の監督に就任し、後進の指導にあたっていた。
ところが、そんな織田がアイススケート部の濱田美栄コーチからモラルハラスメントを受け、監督辞任に追い込まれたとして、同コーチを提訴する。2019年11月18日のことだった。
記者会見に臨んだ織田は、練習方法をめぐって濱田氏と対立したこと、監督就任直前の2017年3月頃から濱田氏による無視や陰口が始まったことなどを告白。体調を崩して、
「アイススケート部の監督を辞任せざるをえなくなった」
と涙ながらに主張した。普段から涙もろく、「泣き虫キャラ」と呼ばれる織田はこの日も記者の質問に苦悩の表情を浮かべながら、大粒の悔し涙を流す。当然ながら、有名コーチによる元フィギアスケーターへのモラハラ暴露が、フィギアスケート界全体に衝撃を走らせたことはいうまでもない。
しかし、濱田氏も黙ってはいなかった。すったもんだしたそれまでの経緯を、織田が自身のブログに投稿したこと、さらに提訴した当日に記者会見を開いて濱田氏のモラハラを訴えたことで精神的苦痛を被ったとして、織田に対し330万円の慰謝料を求めて反訴。両者の争いは泥沼化の様相を呈することになった。
先に触れた織田の現役復帰は、そんな渦中での決断だったわけだが、訴訟から3年以上が経過した2023年3月2日、大阪地裁は織田が訴えたモラハラを裏付ける客観的資料はなく、監督がコーチから批判されることも「社会通念上、許される」として、織田の訴えを退けた。その上で、織田が自身のブログでモラハラを受けたと主張したことは濱田氏の社会的評価を低下させるものであり、名誉毀損にあたると判断。織田に220万円の賠償を命じる判決を下したのである。
判決確定を受けて、織田はこうコメントした。
「ハラスメントが認められず残念で、名誉毀損が認められたことは疑問。対応は判決を精査して考える」
そして結局、上告を断念することに。
そんな騒動から2年を経た今年4月、織田が夫人とともに「ぽかぽか」(フジテレビ系)に出演。オープニングで自身の経歴をまとめたVTRが流れたとたん、感極まって大泣きする。VTR終了後も涙が止まらず、
「いい人生を歩ませていただきました」
と、ひとり感動に浸る織田。忘れかけていた視聴者に再び「大泣き=モラハラ敗訴」の記憶を蘇らせることになってしまったのである。
(山川敦司)
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