政治

橋下徹の「罵倒挑発」に公明党市議団幹部・待場幹事長が余裕の反論(1)

20140227f

 悲願の「都構想」が思うように進まず、よほどイライラが募るのか、橋下徹大阪市長(44)の暴走が止まらない。血税6億円のムダづかいが指摘される「出直し市長選」の強行に飽き足らず、盟友と信じていたはずの公明党へは罵詈雑言を浴びせ続けるのである。このご乱心を、公明党大阪市議団・待場康生幹事長(64)が余裕の顔で迎え撃った。

 あそこまで言われたら冷却期間は置かんとあかんし、あの人は毎日言うことが変わりますから、もう付いていかれへんです。しばらくは様子見たほうがええと思いますね。

 市長は「裏切った!」とか言うんですけど、そんなん言うたら水掛け論になってしまうし、あの人のほうが口は立ちますからね。そのケンカには乗らない、というスタンスなんです。だいたい大阪というのは、ああいう人を好む土壌がありますからね。横山ノック知事が200万票を獲ったり、西川きよし氏が100万票を獲ったりしたこともあった。あの人を大阪で敵に回すとかなりしんどいというのはありますけど、市長選の出直しは多くの方が「理解できへん」っておっしゃってますよね。

 待場幹事長はあきれた口調で、橋下市長の“独裁”について語りだした。一方で橋下市長は、公明党への「罵倒挑発」を繰り返しているのである。いわく、

「議席欲しさに協力すると言って、議席を得たらほごにするのは人の道に反する」

「僕は死ぬまで公明党の選挙区で立候補することをライフワークにする」

「あれだけ裏切られたのだから、とことん行きます」

 といった具合だ。はたして、実際に維新と公明党の間でどのような約束があったのだろうか。橋下市長誕生から両党の話し合いの場に立ち会い続けてきた、待場幹事長が振り返る。

 いろいろ市長と意見交換をやらせていただいた中で、「うちは(大阪市議会では)過半数行ってないんで、公明さんの協力頼みますわ」と向こうから来はったんですよ。逆に一昨年の衆院選では「協力します」って話があって、あの時、うちも尼崎の兵庫2区というのがたいへん厳しくて、それは確かですわ。

 都構想に関しては、「住民投票」というチェックが入る法律を通すのに、自民、民主も巻き込んで、制度を作るのに協力しました。だけど、制度の中身については白紙委任したわけじゃないし、それがええもんか悪いもんかは、これから議論しましょうということなんで、住民投票まで支えるなんて約束はしていませんよ。自民、民主、みんな、共産は反対やったんやけど、そんなん維新、公明だけで行ってもうたらあかんやろういうことで、反対する自民、民主も入れて議論するために「法定協議会」という制度を作ったんやからね。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え