芸能

「東京03恫喝事件」の真相(上)きよし師匠が女の子とぶつかりそうになって/坂下ブーランの「地獄耳」芸能

 先日、放送された「オールスター感謝祭’22春」(TBS系)で、1回目から参加しているベテランカメラマンが紹介された際、2代目・MCの今田耕司が、

「紳助兄さん! 坂口さんは元気です!」

 と初代MC・島田紳助氏(2011年に芸能界を引退)の名前を突発的に口にした。

「オールスター感謝祭」での紳助氏といえば、09年に起きた「東京03恫喝事件」が思い出される。お笑いトリオの東京03が本番前に挨拶を欠いたことで、紳助が激怒し、本番中に「お前らなめてんのか!」と詰め寄り、揉み合った一件だ。

 このところ、10年前後の時を経て、ようやく明らかにされなかった詳細が語られるようになってきた。ナイツの土屋伸之は、

「僕らの世代の芸人でね。ちゃんと怒られるのを見たのは、あれぐらいだよね」

と振り返っている。

「『シルク・ドゥ・ソレイユ』の演技中だったからね。止めに行った(西川)きよし師匠がダーッて走ったところ、シルク・ドゥ・ソレイユの演技とぶつかりそうになっちゃった。女のコが『え!?』ってなってて…」

 またブラックマヨネーズの小杉竜一は、

「(恫喝中)みんなのカンペに『シルク・ドゥ・ソレイユ見てください!!』って書いてありましたからね」

と、現場の慌てた様子を明らかにする。

 この騒動に関して、イジリも自由になった。

 有吉弘行は「オールスター感謝祭’18秋」放送後の深夜に放送された「オールスター後夜祭’18秋」でMCを務めた際、事件をパロディにしている。お笑いトリオのハナコに怒りをあらわにして、「あいさつしない」と詰め寄るシーンを再現したのだ。有吉は、

「パロディをやったわけだけども、それでもマジだと思ってるヤツがいるだろうなって思った」

 と、視聴者から本気でやったと勘違いされないように必死だったものだ。

坂下ブーラン(さかした・ぶーらん)=筆名=1969年生まれのTVディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティ番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発をめざし奮闘中。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
3
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え
4
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
5
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」