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「上島さんの自宅前から中継です」
スタジオの野上慎平アナが呼びかけると、画面は中野区の住宅街に切り替わり、左上には「LIVE 上島さんの自宅前」のテロップが表示された。男性レポーターは、マイクを手に実況を開始する。
「都内にあります、お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部のメンバー、上島竜兵さんの自宅前です。我々はですね、午前9時前に到着したんですが、その時からだんだんと報道陣の姿も多くなってきました。カメラの数も多くなってきたように思えます」
中継が始まる前に、レポーターは周辺で話を聞いていたようで「いつも上島さんは挨拶をされる」「3、4日前は普段と変わらなかった」といった住民の声を伝えた。
これは5月11日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で放送された上島の自宅前中継の模様である。こうしたメディアの放送内容を受けて、厚生労働省は11日付で「注意喚起」と題した文書を公表した。
「以下のような放送・報道は自死リスクを高めかねません」として「亡くなった方の自宅前等から中継を行う」「街頭インタビューで、市民のリアクションを伝える」といった放送内容が「ガイドライン」に反していると指摘した。
ワイドショーデスクが自宅前中継の余波を明かす。
「朝の情報番組で中継を行っていたのは、テレビ朝日とフジテレビ。自宅マンションや周囲の建物がハッキリと映り込んでいたことから、場所はすぐに特定されてしまったようです。また、事故物件情報を扱うサイト『大島てる』には、その日のうちに該当するマンションに『炎』のマークがつき、投稿欄には上島さんへの追悼コメントが書き込まれていました」
コロナ禍では人気芸能人が次々と自死を遂げ、多くのファンが悲しみに暮れた。自死現場が「事故物件情報」として登録されたのは上島のケースだけではなく、
「竹内結子や三浦春馬が亡くなったとされる物件にも、炎のマークがついています。亡くなった芸能人の名前が記載されているわけではありませんが、おおまかな地域名や情報が投稿された日付、事故の内容から、容易に推察できるのが現状です」(芸能評論家)
芸能人の自死に関する報道は大きな転換期を迎えつつあるが、物件の事故記録は依然としてサイト上に残り続けるのだ。
アサ芸チョイス
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