社会
Posted on 2022年09月07日 09:58

ウチの猫がガンになりました(27)/左肺の白い部分が拡大! いよいよ酸素吸入が必要になってきた

2022年09月07日 09:58

 10月27日。朝起きてすぐに1階に連れて行き、リビングで膝抱っこすると、ジュテの背中のあたりがゴツゴツした感じで、また痩せた気がする。

 元気がないので、ベッドに連れて行き、そっと寝かせた。このまま動かなくなってしまうかも、などと、悪いほうにばかり考えてしまう。

 12時半、動物病院を予約していたので、キャリーバッグに入れて出かけた。

「昨日から、ゴホ、ゴホと嫌な感じの咳を何度か。大丈夫でしょうか」

「では、レントゲンを撮ってみますね」

 と、担当のS先生。やや間があって診察室に呼ばれ、説明を受ける。

「左の肺の白いところが前よりも大きくなっていますね。息が苦しいのはそれが原因だと思います。呼吸も早くなっています」

「…」

「食事はどうですか」

「ここ1日、2日は食がちょっと細くなってる気がします」

「この状態だと、あまり食べられないかもしれませんね」

「やっぱり、『酸素室』をそろそろ考えたほうがいいですかね」

「そうですね。今日にも問い合わせしてみたらどうですか」

 家に戻って、すぐにT社に電話を入れると、明日、持ってきてくれるという。迅速で助かる。

 午後、以前住んでいたマンションで親しくしていたCさんの娘、Kちゃんから、たまたま連絡があった。Cさんからジュテのことを聞いて心配してくれていたのだ。Kちゃんはこれまでも「チャオちゅーる」などのお土産を持って、遊びに来ることがあった。

「ジュテはその後、大丈夫ですか」

「昨日あたりから元気がなくて。かなりきつくなってる。変な咳もするし」

「かわいそう。明日、お邪魔してもいいですか」

「明日なら、酸素室が来るよ」

「酸素室?」

 何のことかわからなくて当然だ。

「呼吸を楽にする箱、ボックスみたいなのがあって、それを取り付けに来てくれる」

「へえー。初めて聞きました。見てみたい」

 ジュテは咳はやや治まったが、前かがみ気味に丸くなっている。やはり苦しいのだろうか。それでも、夕方にかけて少し食欲が出たようで、シャケと銀のスプーンの缶詰をゆっくりと、少し食べた。

 28日。朝、膝抱っこしても、いつものようにベタっと張り付いた座り方ではなく、膝の上で香箱スタイルになってジッとしている。それが今、もっとも楽な身の置き方なのかもしれない。シャケを出してあげたら、舐めるような感じ。食欲が確実に落ちている。

 連日、ジュテのことで神経が張り詰めているせいか、ベッドに横になったら、ウトウトしてしまった。気がついたら、ジュテがやってきて頭、髪を舐めている。ゆっちゃんにもそうするが、これは猫が苦しい時の習性、ジュテなりの訴え、愛情表現なのだと思った。

 その時、玄関のチャイムが鳴った。11時。酸素室の業者が取り付けに来てくれたようだ。

(峯田淳/コラムニスト)

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