政治
Posted on 2022年10月24日 05:58

昭恵夫人「山口4区補選」出馬で激突する「安倍の腹心」

2022年10月24日 05:58

 山口県で10月15日、故・安倍元首相の県民葬が執り行われ、葬儀委員長を務めた村岡嗣政知事を筆頭に県内外から国会議員や経済団体の代表などおよそ2000人が参列した。その葬儀でとりわけ大きな注目を浴びたのが、昭恵夫人の喪主挨拶だった。

 地元県議が言う。

「あの最後の挨拶には圧倒されましたよ。大物政治家や財界人がズラリと居並ぶ中でペーパーレスで約10分間にわたり語り続け、本当に演説が上手い人だと心底唸りました。菅前首相の国葬弔辞を勝る出来でしょう。改めて安倍先生の後継者は昭恵夫人しかいないと思いましたね」

 その喪主挨拶は、葬儀関係者や参列者へのお礼に始まり、「信じられないような思いの中で日々が過ぎてきたが、だんだんと実感がわいて寂しさが増してきている」とした最近の心境、そして、こんな思いが打ち明けられている。

「特に2007年、第一次政権を病気のため辞任した際は、突然総理を投げ出した無責任な男だと大変な非難を浴び悔しい思いをした。しかし地元では多くの方に温かく迎えていただき、晋三さんもう一回頑張りなさい、と励ましていただいた。どんなに嬉しかったことかと思う」

 そしてラストは、「私はこの県民葬が終わると気が抜けてしまうのではないかなと思います。立派なお見送り改めてお礼申し上げます」と結んだ。

 出席していた経済界関係者もこう言う。

「あの挨拶を聞き、やはり安倍さんが頑張ってこられたのは昭恵夫人が陰で支えていたからだと、改めて思い知らされた。その安倍さんが志半ばで倒れたのだから、彼女にはぜひ来春の補選に出馬して志を引き継いでほしい」

 現在、安倍氏急逝後の衆院補選には、昭恵夫人の名とともに安倍氏の秘書を約7年間務めた現・下関市長の前田晋太郎氏の名も浮上する。

「前田市長は17年の最初の市長選で、安倍氏のライバルで林芳正外相の全面バックアップを受けた当時の中尾友昭市長を僅差で破った実績もある。安倍氏の腹心の一人だっただけに、有力候補です」(下関市議会関係者)

 県民葬も終わり、今後は年末にかけいよいよ地元、山口4区の補選の候補者選びが本格化する。

(田村建光)

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