芸能

明石家さんまと五輪柔道レジェンドは全く同じだった「天下を取る思考回路」

「日本一になるには、日本一の練習をしなければいけない。世界一になるには、世界一の練習が必要だと思ってたので…」

 こう言って現役時代を振り返ったのは、柔道家の谷亮子氏だ。夫は元プロ野球・谷佳知氏で、現在は日本プロ野球OBクラブの理事にも就いている。その縁から、10月24日のYouTube〈プロ野球OBクラブチャンネル〉に登場したのだが、そこで出たのが冒頭のセリフだったのである。92年のバルセロナから5大会連続で五輪出場し、金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得したレジェンドならではの、重い言葉だろう。

 同じく日本プロ野球OBクラブ理事で野球解説者の石毛宏典氏も出演したのだが、かつてのスター選手をもってして、

「すいませんでした…と頭下げるしかないよね、オレら。そこまで腹据えて練習したっていうのがないもんね」

 と脱帽させたのだから。

 柔道界のレジェンドのスゴイ話はさらに続く。

「1対1の勝負なので、1回やった技は、次の対戦では研究されちゃってるんですよね。戦い方を100とか200通り作っておくっていうのが、戦術として、現役時代あんまり話さなかったですけど、こういう話は…」

 200通りの戦術を用意するなど想像を絶する努力だが、この話を聞いた芸能関係者は、とある大物を思い浮かべたという。

「明石家さんまがトークの礎を築いたのは、84年から95年まで出演した『笑っていいとも!』(フジテレビ系)だったと言われています。特にきっちりと企画を立てることもない、タモリとのガチンコトーク。ある話を振り、タモリの『YES』『NO』『どちらでもない』の反応に、さらに話を振る。ここからさらに『YES』『NO』『どちらでもない』という反応に自身の返しを加えると、27通りのストーリーになる。これを毎週、思い描いて収録に臨んでいたそうです」

 天下を取る人の思考と努力は、格闘界とお笑い界の垣根を越えて、共通したものがあったのだ。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
【米ゴルフツアー】コリン・モリカワが生放送で松山英樹に「放送禁止用語」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
4
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」