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記事全文を読む→東日本大震災は終わっていない!「30メートル級」大津波が襲う「アウターライズ地震」の恐怖
福島県楢葉町で震度5弱を観測する強い地震があったのは10月21日。気象庁によると、震源地は福島沖で、震源の深さは約29キロ、地震の規模はM5.0と推定されるという。
福島県沖の震源と聞くと、やはり隣接の宮城県沖を震源とした東日本大震災を想起するが、その本震は太平洋プレートが北米プレートにプレッシャーをかけながら日本海溝で沈み込むプレート境界域で発生した。
サイエンスライターが解説する。
「東日本大震災により北米プレート側のひずみは解消されたものの、抵抗する力が少なくなったぶん太平洋プレート側はより沈み込みやすい状態になりました。つまり、プレートどうしが接していた領域が壊れ、太平洋プレートが地下に引きずり込まれやすくなったということ。結果、引っ張られる力に耐え切れず太平洋プレートが引きちぎれ、プレート内の浅い場所で正断層破壊が起こる。これをアウターライズ地震と呼ぶのですが、今回の福島県沖の地震は北米プレート側で発生したため、関連性はないと思われます」
ただ、このアウターライズ地震は予断を許さない状況とされ、岩手から福島沖のアウターライズ域で地震を起こしやすい30本以上の断層が、海洋研究開発機構などにより発見されている。
「正断層破壊が一気に起こると、巨大津波を引き起こすと言われます。実際、2004年のスマトラ島沖地震(M9.1)の約3カ月後に発生したアウターライズ地震は、揺れと津波で1700人以上の犠牲者が出ました。明治三陸地震(M8.2)の37年後にあたる1933年に起きた昭和三陸地震(M8.1)も同類で、陸地の震度は最大で震度5程度だったにもかかわらず、東北の沿岸には高さ30メートル近い津波が襲い3000人以上の死者・行方不明者が出たと言われます。陸地の揺れの大きさに関係なく大津波により甚大な被害を引き起こすのが、アウターライズ地震の怖さなのです」(前出・サイエンエスライター)
肝に銘じておくべきだろう。
(蓮見茂)
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