エンタメ

「ジョブチューン」パンケーキ酷評事件に断を下す「ダイバーシティ論理」

 バラエティー番組「ジョブチューン」で、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」のパンケーキに「超一流シェフ」の審査員が不合格を出した一件は、いまだ終息が見えないどころか、波紋を広げるばかりだ。

 放送内容は、ミシュランの星を獲得するなどの有名フレンチシェフらが、ロイヤルホストの従業員イチ押しメニュー10品について、合否判定を行うもの。中でも、長年の看板メニューである「パンケーキ」に対し、ひとりのシェフが「家で焼けるレベル」とコキ下ろしたことで、大論争が巻き起こる事態に。

 シェフとそのレストランへのバッシングは今なお続き、つるし上げ的な動きも見せている。ロイヤルホストを擁護する声、問題のパンケーキを食べようと、にわかに人気メニューになっている実態…飲食業界と一般消費者を巻き込む爆弾投下となった大騒動は、どう沈静化させるべきなのか。フードアナリスト協会の横井裕之会長が言う。

「食べ物の好みは、趣味嗜好です。パンケーキにも流行りがあるとは思いますが、新しく今ドキなタイプが、必ずしもおいしいとは限りません。ロイヤルホストのパンケーキは、奇をてらわない王道のタイプ。子供の頃を思い出して、ノスタルジーにひたれます。一方、流行りの『幸せのパンケーキ』『エッグスンシングス』などは、口どけがよくてふんわり、それもとてもおいしい。それぞれに良さがあるんです。まさにこれがダイバーシティなのではないでしょうか」

 批判した方も、言われた方も、そして様々な感想を抱いた視聴者も、互いに多様性を認める──。「食」とはそういうことだと、示しているのである。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
ひとり爆売れのTravis Japan松田元太が歩む「グループ脱退」の未来
2
「野外音楽フェス」参戦の中森明菜が香取慎吾・稲垣吾郎・草彅剛の事務所に「合流」タッグ!
3
太川陽介「元祖バス旅」ついに復活で「新パートナー」は実験的な「日替わり」も…
4
これは太川陽介を勝たせるため…「バスvs鉄道対決旅」で鉄道マニアの村井美樹にかけられた「疑惑」
5
楽天・村林一輝の豪華すぎる結婚式に「重要な2人」の姿がなかった理由を詮索してみた