スポーツ

山本由伸がメジャーに帯同させる専属シェフ製「マイ弁当」登板前補給の絶大効果

 プロ野球の年間表彰式「NPBアワード」が11月28日に行われ、MVPは3年連続「投手4冠」のオリックス・山本由伸がこちらも3年連続で受賞した。

 パ・リーグの3年連続MVP受賞は、1994年~96年のイチロー氏以来となる3人目。山本は「偉大な先輩なので、少しでも追いつけるように日々頑張りたい」と喜びを語っていた。

 そんな山本は、2021年に「専属シェフ」菊地慶祐氏と契約している。食生活に無頓着の選手がほとんどのプロ野球選手の中で、山本は球場に「マイ弁当」を持参する。菊地シェフのお手製だ。試合前にうどんや定食を頬張る選手は多いが、山本の場合は栄養バランスが整えられたこの「弁当」でエネルギー補給。その効果は抜群だった。

 菊地シェフとの出会いからは筋肉系の故障がほぼなくなった。体重も5キロ増えスタミナもついた。来季からのメジャーリーグ移籍に向けても、その菊地シェフを帯同させることを決めた。

 菊地シェフを山本に紹介したのが、サッカー日本代表FW浅野拓磨である。自身も海外移籍後は故障続きだったことで、19年から3年間にわたり依頼している。

「浅野は専属シェフをつけたことで明らかにコンディションが良くなったと言っていました。日本しかない食材を現地に運んでくれたそうで、納豆好きの浅野のために日本から納豆菌を持って行き、現地の大豆で納豆を作ったこともあったといいます」(サッカー担当記者)

 浅野といえば昨年のW杯サッカーカタール大会1次リーグのドイツ戦で逆転ゴールを決めて「結果」を出し、今や森保ジャパンの常連となった。そうした縁が舞い込んでくるのは、山本の性格の良さがあってこそ。オリックス担当記者によれば、

「山本は調子が悪いときもイライラすることは一切なく、一喜一憂もしない。一方でオリックスの裏方や2軍の若手にも声をかけ、食事会も開いていました。偉そうな態度なんて見たことがありません」

 菊地シェフを含め、山本は専属マネジャーらで「チーム由伸」を結成。渡米に向けて万全の準備でスタンバイしている。

(小田龍司)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
株の大量買いで…かつての「救世主」が敵に回りそうなフジテレビ
2
「ちびまる子ちゃん」にとんでもない場面が登場「中居問題」を想起させる「意味深な部屋」
3
「ジャングリア沖縄」大型テーマパーク開業前に持ち上がった「3つの大問題」
4
【憤激アンケート】「結婚しても後悔しない女」で薄幸より森香澄を選ぶバカ男のなんと多いこと!
5
渦中のフジテレビよりもデタラメ!相撲界の無秩序ぶりが相変わらずすぎた