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Posted on 2022年12月14日 05:58

原監督「ソフト・松田宣浩を獲得」でわかった来季の戦力補強「屈辱の舞台裏」

2022年12月14日 05:58

 プロ野球セ・リーグで今季5年ぶりBクラス5位という成績に終わった巨人が、オフでもパッとしない。

 これまで、巨人は優勝ができなかったシーズンオフは豊富な資金力にモノを言わせた「FA補強」を行ってきた。これまでの例からすれば今オフも同様の大型補強がなされてもおかしくはない。原監督も当初は意欲満々で、10月下旬に巨人OB岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」にゲスト出演した際は、戦力補強についてこう語っていたほどだ。

「今までほとんどお金を使っていないから、今年は少し戦力補強という点で、少々貯金もあるようなので、使ってくれるということです。楽しみです」

 そんな中、いちばんの狙いは西武の森友哉だった。ところが森は、早々に4年18億円という条件を提示したオリックスへの移籍を決めてしまった。巨人担当記者が語る。

「あれには驚きました。巨人は森の一本釣りで相当な条件を用意していましたからね。しかも、FA移籍で獲得した選手は引退後もコーチ契約を付けるなど、『終身雇用』を約束するのがお決まりの交渉戦術で、最も条件が良かったはず。それにもかかわらず、森は交渉の席を1回も設けなかった。過去にこんな屈辱的な形で巨人がフラれるパターンはありませんでした」

 想定外の展開に慌てて獲得したのが、ソフトバンクの松田宣浩だった。原監督はFA宣言選手への直接交渉が解禁となる前日(11月10日)、巨人の公式インスタグラムで、「近いうちにかなりのベテラン選手を獲得する」などと異例の発信をしていたが、これにはソフトバンクの王貞治会長の「アシスト」があった。

「ソフトバンクの中で松田は早々に来季の構想から外れていた。ただ、大黒柱としてチームを引っ張ってきた最大の功労者でもある。本人が現役続行を希望したこともあり、王会長が巨人への橋渡しをしたんです」(別の巨人担当記者)

 松田の獲得は、実は森を獲得できなかった巨人にとっては願ってもない話だった。ただ、広島から出戻りで巨人入りした長野久義と合わせ、現時点で目立った日本人の新加入はピークを過ぎた選手のみ。

 シーズンと同じくオフの戦力補強もボロボロの巨人には、これまでにない危機感が蔓延している。

(小田龍司)

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