芸能
Posted on 2023年01月22日 17:59

「松本人志が自死から救ってくれた」甲本ヒロトをめぐる都市伝説の舞台裏/日本音楽シーン「名作裏面史」

2023年01月22日 17:59

 1月18日に、16枚目となる待望のアルバム「MOUNTAIN BANANA」をリリースしたザ・クロマニヨンズ。そのボーカルとして類稀なる存在感を放つ甲本ヒロトが、85年に真島昌利らとと結成したのが「THE BLUE HEARTS」だ。だが、同バンドは10年後の95年に突然、ラジオ番組で解散を発表。そして同年10月、「グッドバイ」という意味深な曲で始まるアルバムでデビューしたのが「THE HIGH-LOWS」だった。

 メンバーは甲本と真島のほか、調先人、大島賢治、白井幹夫の5人。甲本はのちのインタビューで、THE BLUE HEARTS解散の理由を、

「ここが最高でここまでだ、という気持ちになった。4人で集まった時の空気とかムードに限界を感じた。常に変化を求めていたから」

 と語っている。その言葉を実践したかのように、1stアルバムには、6分弱の長尺ながら歌詞はたった1分、というライブセッションさながらの曲など、新たなアプローチが満載。そしてアルバムの最後を飾ったのが、映画「ゼブラーマン」の主題歌で、「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)のエンディングテーマに起用された「日曜日よりの使者」だった。

 実はこの曲を巡っては、今もなおファンの間でまことしやかに囁かれる都市伝説がある。それが「日曜日よりの使者」の正体が実は、ダウンタウンの松本人志だというものだ。

 THE BLUE HEARTS解散後、思い悩んでいた甲本はある日曜日、自死を考えた。ところがいざ実行しようとした瞬間、たまたまつけていたテレビで「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」が始まり、あまりのトークの面白さに、自死することがバカバカしくなってしまった…と。つまり、松本が甲本の命を救った「日曜日よりの使者」だったというのである(なぜか浜田雅功の名前は出てこない)。

 とはいえ、むろん都市伝説なので、ソースは不明。甲本と松本がこの件で何かコメントしたという形跡もない。だが、どこからどう伝わったのか、このあまりにもよくできた話が、現在もファンの間では語り継がれているというから、なかなか興味深いのである。

 そんなTHE HIGH-LOWSも、05年11月に突如、活動休止を発表。彼らの会報誌「FAN-JET」を作る担当者さえも知らなかった活動休止劇だった。

 THE BLUE HEARTSが10年、THE HIGH-LOWSも10年。そう考えると、06年7月に結成され今年7月で17年目を迎えるザ・クロマニヨンズは、メンバー自身が「常に変化」を感じられるバンドなのかもしれない。

(山川敦司)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月18日 14:00

    3月17日の明治学院大学白金キャンパスは、卒業式に出席したスーツ姿の男子学生や袴姿の女子学生で華やいでいた。その中でも、花柄ベージュ色の袴でひときわ目を引いていたのが、元「モーニング娘。」の北川莉央である。アイドルウォッチャーが解説する。「...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月19日 07:45

    4月29日公開予定の映画「SAKAMOTO DAYS」。原作は「週刊少年ジャンプ」で連載中の鈴木祐斗による漫画で、ストーリーは次のような感じだ。「かつて伝説の殺し屋として恐れられていた男・坂本太郎は、ある女性に恋したことを機に殺し屋を引退。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク