社会
Posted on 2023年02月18日 09:58

アフリカ発「マールブルグ熱」拡散!「発症1週間で死亡」致死率88%ウイルスの恐怖

2023年02月18日 09:58

 アフリカの赤道ギニアで「マールブルグ病」の感染者が出たことを受けて、厚生労働省は検疫所や地方自治体、医療関係団体に注意喚起した。松野博一官房長官が2月15日の会見で明らかにしたのだが、「海外の感染情報や知見の収集など、必要な対策を講じる」としている。

 日本国内の患者は確認されていないというが、このマールブルグ病、あのエボラ出血熱と同じ仲間のウイルスであるマールブルグウイルスによる感染症とあって、致死率は最大で88%と極めて高いという。サイエンスライターが解説する。

「1967年に西ドイツ(当時)のマールブルグなどに、アフリカから実験用のアフリカミドリザルが輸入された際、関係者が突如発熱し、死者が出たことから、ウイルスの存在が発覚しました。その後、大規模な感染例としては、1998年から2000年にかけて、コンゴで120人以上が死亡。04年から05年にかけては、アンゴラで270人以上が死亡しています。そして今回、赤道ギニアで9人の死亡が確認されたのです」

 感染源についてはアフリカのコウモリとの説があるが、経路は不明。そもそも現時点で効果的な薬もなければ、予防ワクチンもない。

「症状はやはりエボラ出血熱に似ていて、3~10日の潜伏期間ののちに高熱を生じ、吐血、下血、皮下出血をともないます。その後は極端に体重が落ちて肝機能障害などを引き起こし、多臓器不全に陥ります。出血量によっては発症から1週間程度で死亡する例もあり、重症度や感染力で分けられる日本の感染症法上の分類では、2類の新型コロナの上の1類。人間から人間へは、血液や排泄物、体液でさえも感染するとされ、コロナとは比較にならないほどの脅威です」(医療関係者)

 14年のエボラ出血熱では世界で1万人以上が死亡しているが、まずは赤道ギニアでの封じ込めが成功するよう願うしかない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク