政治
Posted on 2023年04月26日 05:58

プーチンが「侵攻終了」を迫られるワグネル傭兵部隊「撤退」とスーダン「金利権あさり」

2023年04月26日 05:58

 スーダンで国軍と準軍事組織RSFの主導権争いによる内戦が勃発し、新たな「世界の火薬庫」となっている。

 そんな中、ロシアのウクライナ侵攻で、今やロシア主力部隊となっている民間軍事会社「ワグネル」が、RSF支援のためウクライナから傭兵を撤退させる、との情報が欧米軍部関係者の間で広がっている。

 その原因は、ワグネルのドンことプリゴジンが4月14日に突然、SNS上で発表した声明にあった。それが「プーチン政権は(ウクライナ)軍事作戦の終了を宣言すべき時だ」というものだ。

 一時はフェイクニュースだとの説が出回るなど、ロシア当局は完全無視を決め込んでいるが、欧米軍関係者の間では「本物」とする見方が圧倒的だ。

 では、ワグネルが実際にウクライナよりスーダンのRSF支援に力を注ぐことはあるのか。防衛産業関係者は、次のように分析した。

「スーダンは世界屈指の金の産出国で、RSFがその実権を握ってきました。ワグネルはRSFと裏で手を組み、金利権にガッチリ食い込んでいます」

 これらのカネが、欧米の経済制裁を受けたロシアとプーチン、そしてワグネルの軍事力を支えてきた。一方でワグネルは金を得る代わりに、RSFにミサイルや武器の供与、さらには用心棒的な役割を担ってきたという。

「そのため、RSFが敗北するようなことがあれば、ワグネルにとって大きな打撃となり、プーチンも危うくなる。つまり、ワグネルがスーダンの内戦に大きくシフトしてRSFを勝たせ、金利権を堅持する意思を示したのが、プリゴジンのSNSとみられているんです」(前出・防衛産業関係者)

 しかし、ワグネルがウクライナ戦線から離脱となれば、ロシア軍全体に激震が走るのは必至。プーチンの決断や、いかに。

(田村建光)

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