芸能

死去・上岡龍太郎さんが34年前に警鐘を鳴らしていた「芸人と暴力団は一緒」発言の深意

 テレビ司会者として関西を中心に絶大な人気を誇った元タレントの上岡龍太郎さんが亡くなった。81歳だった。

 上岡さんは1960年に横山ノックさん、横山フックさんと「漫画トリオ」を結成。68年に解散後はテレビやラジオ番組の司会などで活躍したが、2000年に突然、芸能界引退を発表。表舞台に顔を出すことはほとんどなかった。

 上岡さんといえば強烈な発言として思い出されるのが、1989年に放送された「鶴瓶・上岡パペポTV」(読売テレビ制作)で「芸人と暴力団は一緒」としていたことだ。さらにそこでは、

「芸人とヤクザが癒着したらいかん言うけど、ウソ。根が一緒やから癒着も何も、もともと同じタイプの人間やからね」

 と発言している。

 ベテラン芸能ライターが語る。

「暴力団との『黒い交際』により島田紳助氏が芸能界を引退したのは、その22年後のこと。芸人に対する警鐘だったとも言え、上岡さんにすれば紳助氏の騒動はいつ起きてもおかしくなかったということでしょう。芸能界の暗部をよく理解していたことも、早期に芸能界を引退した理由の一つなのでは」

 今後、上岡さんのようにズバリ深層を突く名司会者は、そう生まれてこないだろう。

(ケン高田)

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