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巨人・ヤクルトは「狭すぎ」中日は「罰ゲーム並みの広さ」どうする球場格差の大問題

 今季から日本ハムファイターズの本拠地となった、エスコンフィールド北海道。可動式の屋根に加え球場内にサウナ風呂やホテル施設が入るなど、まさに新時代の球場と言えるが、札幌市から約20キロも離れていることや駐車料金の高さも影響してか、早くもガラガラ状態が指摘されている。

 もっとも、立地がよければそれでいいというわけではない。日本でもパワーヒッターが増える中、問題視されるべきなのは球場の広さの格差なのかもしれない。

 巨人のホームの東京ドームは、1988年にオープンした当初こそ日本初の全天候型球場としてもてはやされたが、35年が経った今となっては「両翼100メートル・中堅122メートル」は狭く、すっかり本塁打が出やすい球場として定着した。

 またヤクルトが本拠地とする神宮球場も、相当な問題を抱えている。「両翼97.5メートル、中堅120メートル」と東京ドームに輪をかけて狭い上に外野フェンスも低く、ホームから外野方向に向かって緩やかに下る「打ち下ろし」のため、打者が圧倒的に有利な球場となっている。

 スポーツライターが語る。

「本塁打が平均的な球場に比べて何倍出やすいかを示す『パークファクター(PF)』という指標があるのですが、22年は神宮球場が1.4倍と最も高く、次に19年の改装により左右中間が狭くなったソフトバンクの福岡PayPayドーム(1.31)、そして東京ドームの1.16と続く。一方、両リーグのホームを通じて断トツで平均を下回っているのが阪神の甲子園(0.66)と中日のバンテリンドーム(0.76)。ただし特に今季、本塁打数がリーグ最下位と長打力のない中日にとって、東京ドームより左右中間が6メートルも広いホーム球場は罰ゲームでしかありません」

 神宮球場は2030年代に建て替えられる予定。巨人のホームも東京ドームからの「築地新球場」移転が一部で報じられている。立地条件も大事だが、将来は広さで格差が生まれないような球場造りを考えるべきかもしれない。

(ケン高田)

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