社会
Posted on 2023年06月26日 09:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<心筋梗塞>最大原因は「動脈硬化」脱水で発症するケースも

2023年06月26日 09:55

「心筋梗塞」といえば冬の病気と思われがちだが、夏の時期も発症リスクが高い。

「心筋梗塞」とは心臓の血管が完全に塞がり、血流が途絶える状態を指す。胸痛の他に、冷や汗を伴う腹痛、肩、背中、咽喉などの痛み、めまいなどの症状が現れることもある。

 特に、胸痛が10~20分以上続く場合や、痛みが非常に激しい場合は、心筋梗塞の可能性が高い。

 発症の最大原因は、「動脈硬化」だ。冬の場合は、熱を外に逃がさないように血管が収縮して、血圧が上昇。その際に、血管が詰まってしまうことで動脈硬化が起こりやすくなる。

 一方、夏の心筋梗塞は「脱水」が原因で発症するケースが多い。暑い日には汗を多くかくため、十分な水分補給をしていないと体が脱水状態に陥ってしまい、血液中の水分量が減少してしまうからだ。血液中の水分が減ると血液がドロドロになって血栓ができやすくなり、動脈硬化を引き起こしてしまうのだ。

 特に夏場の予防法としては、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病患者、肥満、喫煙習慣がある人は、発症リスクが高いため生活習慣の見直しや治療を行うことが必要だ。

 とりわけ、脂肪や塩分の摂りすぎに注意し、軽い運動を行うことで、リスク低下が期待できる。

 脱水状態が動脈硬化を引き起こすケースが多いため、水分補給をすることも大切だ。その際に、1度に大量の水分を摂取するのではなく、こまめに補給することがポイントとなる。特に、起床時やスポーツ中、入浴の前後、飲酒中、睡眠前などは水分が失われやすいため、コップ1杯程度の水分補給をするように心がけよう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク