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記事全文を読む→医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<突発性発疹>免疫力が低下していると髄膜炎や脳炎の合併症の危険
「突発性発疹」は、ヒトヘルペスウイルスによる感染症、40度近い熱が3~5日間続き、体中に赤い発疹ができるのが特徴だ。
小さな紅斑は、時にそれらがくっついて、大きな紅斑になることもある。中には37度程度の微熱で済んだり、発疹の範囲が小さくて済むケースもあり、症状に気づかないまま、回復する場合もある。
この病気は、2歳頃までにほぼ全員が感染していると言われ、1度感染することで免疫ができるので、大人が感染することは稀だと言われている。
しかし、免疫力が落ちている場合など何らかの原因で、大人でも「突発性発疹」を発症してしまう可能性がある。
エイズなどの後天的な免疫疾患にかかっていたり、血液幹細胞移植や臓器移植を受けていたりする人も注意が必要だ。
大人の場合は、「突発性発疹」を発症すると、髄膜炎や脳炎などの合併症への危険が高い。
突発性発疹に伴う髄膜炎・脳炎の特徴的な症状には、1日以上続くひどい頭痛、1日以上意識が朦朧としている症状が見られる。
他にも、痙攣を発症したり、嘔吐などの自覚症状があれば、すぐに、内科や皮膚科のある病院の受診が必要だ。
髄膜炎・脳炎の初期は、医師で診断が難しく見落とす危険もあるので、専門医に診てもらうことが望ましい。
突発性発疹の感染経路は、唾液を介しての接触感染や飛沫感染であるため、手洗い、手指消毒、マスクの着用など一般的な感染対策を行うことで予防できる可能性がある。
特に、家庭での食器の共有や、キスなどによる経口感染、くしゃみなどによる飛沫感染に気をつけたい。
田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。
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