芸能

市川猿之助の逮捕で映画は「お蔵入り」スーパー歌舞伎も存続危機の「大損害」

 6月27日に母親の自死を幇助した疑いで警視庁に逮捕された、歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者。

 事件は5月18日、マネージャーが東京都目黒区の猿之助容疑者宅を訪れて発覚。猿之助容疑者は地下の自室でぐったりしており、複数の遺書のようなものがあったという。2階の居間では布団がかかった状態で両親が並んで倒れており、母親はその場で死亡が確認され、父親は搬送先の病院で死亡。

 両親の死因は向精神薬中毒とみられ、警視庁は一家心中を図ったと見て調べが進められていた。

 猿之助容疑者は逮捕後の調べに「両親が自死する手助けをしたのに間違いありません」と容疑を認め、「両親の後を追って私も自死するつもりでした」と供述しているという。

 今回の逮捕を受け関係各所は対応に追われているが、公開が延期されている猿之助容疑者の出演映画「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」を製作するテレビ朝日は「現時点では捜査中であり、事実関係を把握することが難しく、公開延期という判断に変更はありません」と説明している。

 同作はテレ朝で14年から始まった人気ドラマシリーズ「緊急取調室」の完結編となる劇場版。天海祐希が主人公の取調官・真壁有希子を演じている。当初は昨年公開予定だったが、昨年7月に安倍晋三元首相が銃撃され死亡したことから延期。さらに猿之助容疑者の騒動で2度の公開延期となっている。

 それだけに今後、公開がどうなるのか注目されるが、芸能記者は語る。

「猿之助容疑者はかなり重要な役で出演しているので、代役を立てて撮り直しするにしても、ほぼもう1本新しい作品を撮るぐらいの規模になる。ちなみに製作費は約10億円といわれ、猿之助容疑者の賠償責任の可能性も指摘されている。さすがにお蔵入りもやむなしかもしません。また猿之助容疑者がプロデュースする来年2~3月予定のスーパー歌舞伎セカンド『鬼滅の刃』も公演は難しいでしょう。それどころか、スーパー歌舞伎セカンドの存続自体が危ぶまれます」

 猿之助容疑者逮捕の影響の大きさは計り知れない。

(鈴木十朗)

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