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記事全文を読む→里見浩太朗×原田龍二“「水戸黄門」ゴールデンコンビ”特別対談・下〈誰がなんと言おうと霊はいる!SP〉(3)副業するなら「魚屋」
原田 お酒を飲まないことも健康で、長く第一線でいられる理由の1つかもしれないですね。かつて里見さんは中華料理の名店「吉華」を経営されていましたけど、下戸だということもあって食道楽に走ったということでしょうか?
里見 吉華はね、家内がどうしてもやりたかったんです。叔母がお料理好きでね。僕は何もしない社長、専務が家内で店長はその叔母さんがやってたんです。70席ありました。ご近所の方やファンの皆さん、藤島部屋が近かったので若乃花や貴乃花、お相撲さんもよく来てくれましてね。
原田 もう副業をやろうとは思いませんか?
里見 名前だけの社長じゃなくて本気でやろうと思うなら魚屋ですね。上京してしばらく築地の仲買人をやってましたからね。働いていた店がたらこと鮭の専門店だったんですよ。だから今でもたらこを見れば「留萌もいの一等子」「小樽の二等子」とグレードがわかる。
原田 目利きなんですね。
里見 魚屋で売ってる鮭の切り身があるでしょ? あれはいかに厚く見せるかが勝負なんです。皮の幅を広く取って、見た目は厚く中身は薄く(笑)。
原田 日本刀と出刃包丁を使いこなす、まさにリアル二刀流ですね。
里見 時代劇の撮影で魚をさばく際には、ほとんど僕が切ってました。キレイにシュッてね。
原田 ちなみにこの連載のタイトルが「誰がなんと言おうと霊はいる!」なんですが、里見さんは心霊、お化けはいると思いますか?
里見 思いません(キッパリ)。でもね、人を怖がらせる幽霊とかではなく、守護霊みたいなものはいるんじゃないかな。この間、NHKの「ファミリーヒストリー」で戦死した親父のことを放送してくれたんだけど、僕は親父に会ったことがない。生まれた時にはすでに中国に行って、僕が生まれて6カ月から7カ月の時に戦死したんです。だけど、どこかで僕のことを見守ってくれているような気はする。いろいろな人があの番組に出て親のことでわんわん泣いてるんですよ。僕はおふくろにはいろいろ苦労かけたし、可愛がってもらった。おふくろは96歳まで生きたからしょうがないなという気持ち。親父に至っては抱いてもらったこともないし、声をかけてもらったこともない。番組で取り上げてもらっても涙も出ないんだよ。こんな父親が俺にもいたんだなと思うぐらいでね。
原田 僕は懲りずにこれからもユーチューブで心霊や守護霊と呼ばれるものを追いかけていきます。ところで俳優・原田龍二は見さんから見ていかがでしょう?
里見 原田君は人を押しのけて進んでいくってう性格じゃないよね。そいうところは僕と似てる。引っ込み思案じゃないけ遠慮がち。でも、その分け損をする場合があるかしれない。だから、もうょっと出しゃばってもいと思うよ。「この役は僕がやらせていただきます」と言うぐらいの気持ちが欲しいね。ねぇ、マネージャー(原田担当のマネージャーに視線を送る)!
原田 「水戸黄門」で共演していた時にもそのことを里見さんに言われたのを思い出しました。
里見 要するに、自分をアピールする精神は絶対必要だと思います。あと、原田君はスキャンダルで世間を騒がせたことがあったけど、僕だって結婚前にはあんな人がいた、こんな人がいた、いっぱいありますよ。言っちゃいけないけど(笑)。でも、お互いがそういう気持ちになって結ばれた一つの愛。そこに散った愛かもしれないけど、愛がポッと生まれた。男と女、心が一つになって抑えられなくなる時もある。それもまた人間なんですよ。それで人様に迷惑をかけたりすることもあるけど、お互いが忘れてまた新たに自分の人生を歩めるのなら、それでいいと思うね。
原田 ありがたいお言葉をいただきました。
里見 そういえば、原田君には名古屋の御園座で開催する「里見浩太朗コンサート」(5月14日)に出てもらうことになったので、よろしく頼むね。2曲か3曲、なるべく多く歌ってほしいなぁ。
原田 わかりました。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
里見 僕と35歳も違うのかい?
原田 そうです。でも全然感じないですよね。最後に里見さんのピースサインいただきました。ピース写真はおそらく初めてだと思います。今日は本当にありがとうございました!
里見浩太朗(さとみ・こうたろう)1936年生まれ。56年「東映第三期ニューフェイス」として芸能界入り。翌年「天狗街道」で銀幕デビュー。東映時代劇の花形スターを経て、1971年より「水戸黄門」に佐々木助三郎役にて出演。「大江戸捜査網」「長七郎江戸日記」「忠臣蔵」などテレビ時代劇で大活躍、2002年からは「水戸黄門」五代目・水戸光圀役を9年にわたって演じた。5月14日には名古屋・御園座にて「里見浩太朗コンサート」を開催。現在も第一線で活躍を続ける最後の時代劇スターである。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中!
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