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記事全文を読む→【馬券のツボ】柴田善臣が引退して50歳以上のJRA騎手は9人に…「大穴男」江田照男が息を吹き返した!
JRA最年長騎手の柴田善臣が引退した。還暦での騎乗を見たかっただけに、残念だ。これで50歳以上の騎手は9人になってしまった。上から順に挙げると横山典弘、武豊、内田博幸、岡田祥嗣、江田照男、岩田康誠、吉田豊、岩部純二、幸英明。
今回はその中から、先週のレインボーSをアマイ(9番人気馬)で逃げ切ってみせた「穴男」江田照男を取り上げたい。
デビューは1990年。その1年目に27勝を挙げ、関東新人騎手賞を受賞した。その中にはブービー人気のサファリオリーブで勝利した新潟記念がある。これが穴男の歴史の始まりだ。
翌1991年の天皇賞・秋では、芦毛のプレクラスニーで勝ってみせた。1位に入選したメジロマックイーンの降着によるものだったが、GI初騎乗でいきなり大仕事を成し遂げたのだ。弱冠19歳での偉業達成だった。
穴を出したレースで忘れられないのは1998年、日経賞のテンジンショウグンである。障害帰りの9歳の最低人気馬だったが、最後方から追い上げて、シグナスヒーローをかわしてみせたのだ。単勝は3万5570円で、馬連21万3370円は当時の重賞の最高配当だった。そのアナウンスが流れた時の、場内のざわめきといったらもう……。
真冬でもピンクの乗馬ズボンとピンクの半袖シャツで調教に
もうひとつ挙げるなら、2000年スプリンターズSのダイタクヤマト。重賞勝ちがなく、単勝オッズ257.5倍という16頭立ての16番人気だった
ところが4コーナーで先頭に立ち、人気馬アグネスワールドの追撃を1馬身1/4しのいでみせた。その後、同馬はスワンSも勝利し、2000年のJRA最優秀短距離馬、JRA最優秀内国産馬となった。
ちなみに江田はこれまでJRA重賞を29勝しているが、そのうち9勝は2桁人気馬(3回は単勝万馬券)によるものだ。
特筆すべきは、真冬でもピンクの乗馬ズボンとピンクの半袖シャツで馬の調教をつけていること。全くといっていいくらい、年を感じさせないのだ。
競馬学校6期生で騎手を続けているのは彼だけになってしまったが、最近の騎乗や調教での姿を見る限り、まだまだ十分にやれそうである。
2021年に26勝して以降は、年間勝利数が1桁にとどまっているが、現在の6勝、勝率2.4%、連対率9.9%、複勝率12.7%は近5年では最も内容がいい。そのせいか、ここにきて騎乗数が徐々に増えてきている。
今週は3日間開催だが、中山で12鞍に騎乗する予定。現時点でのJRA通算勝利数は981勝だが、そう遠くない日に1000勝を達成できるだろう。
では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)
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