社会

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<夏うつ>日光の浴びすぎが体調不良の原因!?

 連日の暑さで気分が晴れず、体もだるい─。もしかしたら「夏うつ」かもしれない。

 夏バテの症状とよく似ているが、夏の暑さによる体の不調に加えて、憂うつ感や気分の落ち込みなどメンタル面の不調が現れる状態が「夏うつ」の特徴だ。加えて、この病気の初期症状に多く見られるのが不眠だ。目安として、気分の落ち込みや食欲低下、不眠、イラつきなどの症状が2週間以上続くようであれば、心療内科や精神科のある医療機関の受診が必要だ。

「夏うつ」の主な原因は次の4つだ。

【1】強い日差しや猛烈な暑さ

【2】冷たい飲食物摂取からくる冷え

【3】エアコンによる室内と屋外の寒暖差

【4】夏休みやお盆休みにより生活のリズムが変わる環境の変化

 発症しないためには、日頃からの対策が重要だ。ポイントは「日光を浴びすぎないこと」。夏の強い日差しは体に負担をかけるため「夏うつ」の原因になる可能性があるからだ。屋外で長時間過ごさないようにしたり、日差しの強い日中の外出は避けるなどの注意が必要だ。

 タンパク質やビタミンを積極的に摂ることも効果が期待できる。特に夏の時期は、タンパク質不足になりやすいため、肉類や魚介類、豆類、卵、乳製品からタンパク質を補給することが望ましい。

 他にも、自律神経のバランスを整えるために、ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの「有酸素運動を行うこと」もオススメだ。ここで注意したいのは、“無理のない範囲で継続する”ことだ。エアコンの効いた部屋でラジオ体操をしたり、比較的涼しい時間にジョギングをするなど、ストレスのかからない方法を見つけよう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

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