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記事全文を読む→テリー伊藤対談「山本寛斎」(1)「元気が出るテレビ」のタイトル秘話
●ゲスト:山本寛斎(やまもと・かんさい) デザイナー、プロデューサー。1944年生まれ。71年、日本人として初めてイギリス・ロンドンにおいてファッションショーを開催。74年にパリ・コレクション、79年にニューヨーク・コレクションに参加。その精力的な活動は、ファッションの枠を越え、世界のさまざまな都市におけるスーパーイベントのプロデュースへとつながっていく。今年の10月11日(土)には、日本トルコ外交関係樹立90周年「HELLO ISTANBUL!!」をトルコ・イスタンブールにて開催。「世界」「自然」「宇宙」をテーマに、ファッションと音楽を通じて日本の美と文化、アジアと世界の友好を表現する。詳細は公式HP(http://www.kansai-inc.co.jp)にて。
世界的ファッションデザイナー&プロデューサーの山本寛斎氏。10月にはトルコと日本をつなぐショーを予定し、70歳を迎えてなお自分と闘い続けている。そんな生き様に強い影響を受けたという天才テリーが、その力の秘密だけでなく、男がつらい時の向き合い方までじっくりと聞き出した!
テリー 僕は「元気が出るテレビ」というテレビ番組をやっていたでしょう。あの「元気」という言葉、実は寛斎さんからもらったんですよね。
寛斎 そうなんです。普通、テレビの業界というのは、断りがなく使用されることが多いんですよ。でも、テリーさんは丁寧に説明してくださったのでもちろんOKしました。その時から、テリーさんは普通のテレビ業界の人とは違うんだと思って、シンパシーを持つようになったんですね。
テリー いえいえ。あの当時、寛斎さんが「元気主義」というテーマを掲げて活動しておられたんですよ。それが僕の中ですごく印象が強くて、この「元気」という言葉を、日曜日の夜にこそ使いたいと思ったんです。そういう意味では、僕は寛斎さんに頭が上がらない。それから「山本寛斎の熱血語10カ条」。その中に「未来に前例などない。迷ったら新しいほうを選ぼう!」というのがありますよね。
寛斎 そうですね、はい。
テリー 僕の人生は「迷ったら人生笑えるほうに」なんです。僕はテレビ業界の人間だから、笑えるほうに。寛斎さんはファッションの世界の方だから、新しいほうに行くんだなと思っているんですけど。
寛斎 この言葉と反対の例がよくあるんですよ。イベント関係のことで、いろんな役所に対してお願いをすると「前例がないから」で拒否されることが多いんです。そんな時に「じゃあ未来って、前例があることなんですか?」ってよく聞くわけです。新しいことをしないと進化もないじゃないですか。それが絶対にいい方向だけかどうかはわかりませんけど。それでも、どんどん新しいことをやるのが大切だと思っています。
テリー 寛斎さんが出てきた時は、デザイナーの石津謙介さんに代表されるような、日本中がアイビールックの全盛期でしたよね。そんな中で、寛斎さんは特別な存在で、誰にも理解されないようなファッションでしたよね。
寛斎 四十数年前、なぜ私が日本ではなく、ロンドンからデビューしたかということにつながっていくんですよね。簡単に言うと、日本じゃモテなかったんですよ(笑)。
テリー すごすぎてね。
寛斎 すごすぎてか、変なのか。
テリー 周りの人間は、寛斎さんの世界を理解できなかったんですよ。それは確かだと思います。
寛斎 ロンドンに行ったら、もう逆なんですよね。自分のスタイルで、モテる国があるんだと。
テリー 山本寛斎を理解してくれる国っていうことですね。
寛斎 そうですね。だから、別に日本でやらなくてもいいなと。日本で少ししか売れなくても、理解してくれる国がいくつもあれば、それを掛け算すればいいと思ったんです。それでパリ、ニューヨークと入っていったんですね。
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