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記事全文を読む→テリー伊藤対談「甲斐よしひろ」(2)“太陽にほえろ!”に誘われていた?
テリー 今回の新曲「Blood in the Street」も聴かせてもらいましたよ。ドラマ「新・刑事吉永誠一」(テレビ東京系、毎週金曜・夜7時58分~)の主題歌になってるんですよね。
甲斐 はい。今年でバンドの結成が40周年なので、ライブチケット全部にマキシシングルを特典でつけたんです。それをテレビ局の関係者を通じて、船越(英一郎)さんも聴いてくれたようで、主題歌にどうですか、と。ちょっとびっくりするような展開でした。
テリー ああ、ドラマの主役の船越さんから言われたんだ。船越さんとは、親しいんですか。
甲斐 ここ5年ほど色濃いつきあいがありますね。会って飲み食いするとか。
テリー 2人でどんな話をしているんですか。
甲斐 自分たちの仕事に関わることはまったく話さないんですよね。僕は映画が異常に好きで、映画の話が多いかもしれない。だから船越さんの仕事に近い邦画のことより、洋画の話が多いかな。外国の作品だと、お互いに客観的に話せますから。
テリー 船越さんも、最近の映画をたくさん見ているっていうことですね。
甲斐 そうなんですよ。僕は、歌い手で今の音楽を聴いていないやつは絶対に信用しないんです。役者も一緒で、いろんな映画を見て、今の時代の息づかいみたいなものを感じていることが大事だと思います。
テリー そういえば今回、主題歌を歌うと同時に、俳優としてそのドラマに初出演するんですよね。
甲斐 ハハハ、そうなんですよ。
テリー ずっとレギュラーで出るんですか。
甲斐 1回だけです。セリフも多いわけではなくて、ミュージシャン役で。もう収録は済ませました(編集部注・ドラマ第2話、10月24日放送分にて登場)。
テリー 見ている側から、今回は逆の立場になったんですね。
甲斐 今まで再三、映画やドラマに出ないかと依頼があって、ずっと断ってきたんです。今回、出ることになったのは不思議な縁です。
テリー 応えようという気になった。
甲斐 そうですね。実はあまり話したことがないことなんですが、「太陽にほえろ!」の、ジーパン刑事・松田優作の何代かあとの主役にどうか、というお誘いもあったんですよ。
テリー オオッ、そうだったんだ!
甲斐 日本テレビの清水欣也氏という、有名なプロデューサーがいたんですね。「太陽にほえろ!」の他に「熱中時代」「前略おふくろ様」「祭りばやしが聞こえる」とか、ショーケンものはほとんど作っていた方で。彼に4カ月から半年ぐらい、追いかけられたことがあって。行く先々のライブ会場で待ってるんですよ。当時、僕らは年間100本から120本のライブをやっていたんですね。
テリー すごいスケジュールですよね。
甲斐 移動日も入れると、1週間に2回くらいしか家に帰らないような生活でしたから。
テリー そこでドラマをやるとなると、さすがに大変だもんね。
甲斐 他の世界に欲がなかったのもありますけど、だいたい、絶大な支持がある時期に、何で他のことをやらなきゃあいけないんだと思ってたし。他にも映画に出ないかというのが2、3度あったんですが、ずっと断っていたんです。
テリー 甲斐さんに断られて、刑事役は結局は誰になったんだろ?
甲斐 世良(公則)くん。「安奈」が「銃爪〈ひきがね〉」に変わったという(笑)。
テリー ああ~!
甲斐 別の人に決まって、ホッとしましたね(笑)。
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