スポーツ
Posted on 2023年08月21日 14:20

DeNAが阪神・岡田彰布監督の激怒事件「煽りまくり映像」を作って「遺恨対決」に仕立て上げた

2023年08月21日 14:20

 まだまだ怒りは収まっていない。阪神の岡田彰布監督のことである。8月18日のDeNA戦で審判の判定に激高して詰め寄り、その後も会見を拒否。一夜明けた19日は仕切り直すとみられたが、さにあらず。試合直前に本塁前で三浦大輔監督を交えた先発メンバー表の交換後、普段なら審判団4人と握手を交わすはずだったが、これを拒否したのだ。

 怒りの根源となった問題の試合を振り返ろう。9回一死から佐藤輝明が右前打で出塁すると、すぐさま代走に俊足の熊谷敬宥を送る。続く代打・糸原健斗のカウント1ストライク2ボールからの4球目、判定はボールで熊谷はそのまま二盗を試みるも、DeNAの京田陽太がベース前を足でふさいで体をぶつける格好でこれを阻止。判定はセーフになったが、三浦監督のリクエストによるリプレー検証の結果、審判団が「走塁妨害でもないためアウト」と覆ったのだ。

 これに岡田監督が説明を求めて猛抗議。試合後に大噴火したのである。待ち構える報道陣に「しゃべることなんかないわ。もうええわ!」と言い放ち、会見を拒否したのだった。

 阪神ファンもこの騒動を引きずったままだ。19日のスタメン発表時には、6番ファーストで京田の名前がコールされると、レフトスタンドの阪神ファンを中心に、大きなブーイングが沸き起こる。審判団の紹介では敷田直人審判の名前が紹介された際、再び場内が大荒れに。

 いや、実はDeNAサイドも、これに「加担」していた。球団制作の中継映像では、京田が打席に入るたびにブーイングが飛んだが、これをわざわざ球場を俯瞰した映像に切り替えて紹介。さらには騒動があった二塁ベースや、代走で京田と交錯した熊谷がベンチで戦況を見つめる様子をアップで映し出した。球界関係者が言う。

「中継を制作しているのは委託先のTBSですが、明らかに両球団の対立構造を煽っている。これをDeNAは許容している格好です。6月、岡田監督にイベントをコキ下ろされたことを根に持っているようですね」

 試合中のイベントが長すぎることに岡田監督が「野球と関係ないものが多すぎる」と複数回、苦言を呈したことを指しているのだが、こうなったらもう「遺恨マッチ」として売り出すほかないのかもしれない。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月22日 20:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月17日 20:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月24日 20:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク