スポーツ

【甲子園】審判の人材不足・高齢化と誤審問題に「ビデオ判定」を望む声

 8月21日に行われた夏の甲子園「仙台育英(宮城)―神村学園(鹿児島)」の試合で飛び出したセーフティスクイズの判定がネット上で物議を醸した。

 3回裏の仙台育英の攻撃、4番の斎藤陽選手の打席でのことだった。一死三塁の場面でまさかのセーフティスクイズが成功。3塁手のフィルダースチョイスにより仙台育英が勝ち越しを決めた。仙台育英はこれをきっかけに一気に流れを掴み一挙4点をあげ、結果「6対2」で勝利を収めた。

 ところがこのシーン、リプレイを見るとタッチアウトのようにも見えることから、審判の「誤審」を疑う声が相次いだのだ。

 スポーツライターが語る。

「実際、追いタッチの形でタイミングとしてはかなり微妙ですが、今大会は誤審ではないかとネット上で騒がれた判定がたびたび見られました。高校野球の審判は特別な資格は必要ではありませんが、各都道府県へ審判員としての登録が必要です。多くは経験豊富なベテランではあるものの、昨今は人材不足で高齢化も進んでいる。炎天下の中、ジャッジにミスが出たとしても何ら不思議がない状況とも言えます。とはいえ高校野球は彼らのボランティア精神に支えられており判定についてとやかく口を挟むべきではありませんが、『リクエスト制』の導入を求める声が出るのも頷けます」

 高校野球は一瞬のプレーで流れが大きく変わることも珍しくなく、あやふやな判定にヤキモキするファンが声を上げるのは当然だろう。高野連は地方大会の1回戦から甲子園まで同一ルールで行うことを掲げており、今のところビデオ判定を導入するつもりはないというが、今後は甲子園でのゲームについては「リクエスト制度」が導入される流れになっていくのではないだろうか。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身