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記事全文を読む→【神宮外苑再開発】国連に「樹木破壊」で目をつけられた小池百合子の政治生命「黄色信号」
国立競技場や神宮球場のある神宮の森で進められている再開発事業を巡り、国連「ユネスコ」の諮問機関「イコモス」が突きつけた「撤回要求」に小池百合子都知事が焦り始めているという。
神宮再開発事業は東京都が2015年に公表し、事業主体は三井不動産、明治神宮などで3400億円をかけ36年の完成予定で今年から工事が始まっている。老朽化が進んだ神宮球場などを建て替え、新たにホテル、超高層ビルなども建設される計画だが、
「再開発にあたって樹齢100年以上の樹木を含め700本以上が伐採される。これに対しイコモスが、全世界で気候変動が意識されるなか「文化遺産」とも言える成熟した樹木が破壊されるのは受け入れられない、主要都市の公園の再開発など聞いたことがないとし、事業者に再開発の即時撤回を求めたのです」(社会部記者)
イコモスが発したのは「ヘリテージ・アラート」。つまり全世界に向け危機的状況にある文化遺産を守ることを訴える最大級の警告だ。
「神宮の再開発反対はこれまで、亡くなった音楽家の坂本龍一さんや多くの文化人、スポーツ関係者らが小池知事らに働きかけてきた。サザンの桑田佳祐さんも坂本さんの問題提起を受け『Relay(リレー)~杜(もり)の詩(うた)』を発表し嘆いている。一方で認可を出した東京都や小池知事はこれらの訴えや5万人以上の反対者を集めた署名を完全に無視。樹木伐採を容認しました。説明責任は事業者に丸投げ、暖簾に腕押し状態の知事に対する怒りの声は方々で耳にしていましたよ」(都議会関係者)
日本は海外からの問題視により潮目が一気に変わる傾向にある。ジャニーズの性加害問題も、国連人権理事会が聞き取り調査に動いたことで事態が急展開した。
「イコモスは事業者だけではなく、認可した都の環境アセスメントも問題視している。都は慌てて事業者に樹木伐採を始める前に樹木保全の具体策を示すよう要請。一方で小池知事は9月19の都議会本会議で外苑の再開発について触れ、『都心部の緑は増えている』などと漠然とした発言をしている。このままでは海外からの批判は強まるばかりですよ」
そんな小池都知事には来年の都知事選に三選出馬の可能性や国政復帰の噂もある。いずれにせよ来年以降も政治家として、さらに飛躍の道筋を描いていることは間違いないだろう。
「今回のイコモスの警告に強制力はないものの、世界中が動向を注視している。イコモスの納得が得られないまま再開発が進めば、認可した小池知事の政治家生命さえ危うくなる」
気が付けば手の施しようがない大火事になっているかもしれない。
(田村建光)
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