芸能

【なにわ男子】メンバーより「クセが強い」家族の応援バックアップ

 フレッシュジャニーズの中で抜きん出て笑いに厳しいのは、メンバー全員が関西出身のなにわ男子。性加害問題で逆風の中、なにわ男子は日本テレビの夏の風物詩である「24時間テレビ」のメインパーソナリティーを立派に務めあげ、常に全力投球な姿勢で好感度を高めた。

 関西人らしく、ボケとツッコミの役割がしっかりできているのもグループの大きな特徴。最年長で27歳の藤原丈一郎は、小学生から関西ジャニーズJr.として活動していてキャリアが長いため、細かいところにも目が行き届く。必然的にツッコミ体質となったが、それは姉譲りだ。

 今年のアリーナツアーで地元・大阪城ホールで行われた際、姉から「盛り上がるときは全体を意識して」と忠告された。弟はおとなしく「はい」と従うしかなかったという。藤原の姉だけでなくなにわ男子の家族は個性の強い人物が多い。

 藤原は1万人以上収容する大阪城ホールで、西畑大吾の祖父と祖母が観客席で応援していたのを発見している。通常、家族が来ることを事前にメンバーに告げない。言うと藤原がMCでイジり倒すことが目に見えているため、いつしか黙っているようになった。この日も西畑は誰にも言っていなかったが、藤原は「あの手作りうちわ、大吾のおじいちゃん、おばあちゃんやんな?」と気づいたという。

「大吾の祖父と祖母は周囲の女子中学生たちと違って、手作りうちわに描かれていた『天』『最』『高』の文字がとにかく達筆(笑)。目立っていたところを藤原は見逃さなかったのです」(アイドル誌記者)

 リーダーの大橋和也は、その大阪城公演に母と父と祖母が来た。終演後は「感動した」「めっちゃよかったよ」「楽しかった」といったエールのメールが連投された。母からだけで実に20件。うちスタンプが11個で、キスやハートマークなどすべてが違った。息子は母の強すぎる愛情に対して、丁寧に返信したという。

 そんなクセの強い家族がいたからこそ、お笑い力の強いなにわ男子が誕生したのかもしれない。

(北村ともこ)

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