スポーツ

日大アメフト大麻事件でブランド失墜「日東駒専」に序列変化の大ダメージ

 部内で蔓延していたことが裏付けされてしまった。日本大学アメリカンフットボール部の寮で大麻が見つかった事件で、部員11人が大麻を使用した可能性があることが、学内調査などでわかったのだ。警視庁はすでにアメフト部の北畠成文被告と矢部鑑羅被告の2人を逮捕しているが、さらなる広がりを見せそうだ。

 事態は日大組織全体での隠蔽工作疑惑と内ゲバに発展。林真理子理事長と澤田康広副学長が責任をなすりつけ合う「内輪モメ」へ行き着き、保身に走る大学上層部の姿勢が鮮明になって、学内は大混乱に陥っている。教育ジャーナリストが言う。

「日大ブランドのイメージ低下と私学助成金の不交付が続いていることで、『学校法人日本大学』グループ全体が大きなダメージを受けています。付属校、系列校からは危機感の高まりから、批判の声が大噴出しています」

 近年、大学定員の厳格化などにより、いわゆる「日東駒専」(日本大、東洋大、駒沢大、専修大)の難易度と人気が上昇。その中でも幅広い学部学科と巨大なOB組織で、就職実績では日東駒専の先頭に立っている日大がここにきて、一気に地位低下。

「アメフト事件や内ゲバが学生の就職実績に影響を与えることはなさそうですが、受験シーズンに入る秋に醜聞が展開されたことによって、今年の日大受験者数減は避けられないでしょう。以前にも増してSNSが普及して、特に若者はネット情報の影響を受けやすくなっています。情報精査に乏しい高校生がイメージ低下によって、入学回避に傾くのは当然です」(前出・教育ジャーナリスト)

「日東駒専」内での序列変化の兆しを見せているが、日大は負の連鎖を断ち切ることができるのか。

(佐藤恵)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨人初のトレード加入で「4」を付け「33歳で病死」主砲の遺言/あなたの知らないプロ野球「永久欠番」秘聞
2
政府が慌てて調査を始めた「日本海海底大地震」/能登半島地震の次に必ず起きる「6つの大惨事」(2)
3
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転
4
渡瀬恒彦「安岡力也を半殺し」「舘ひろしに鉄拳制裁」芸能界最強伝説/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史【2024年4月BEST】
5
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」