エンタメ
Posted on 2023年11月20日 09:54

ニッポン秘宝伝説「埋蔵金ザクザク全国MAP」(3)かつては銀座から金が…今後は田舎から出る

2023年11月20日 09:54

 一方、意外にも数多くの伝説の中でも、日本の「3大埋蔵金」と称される、「豊臣秀吉の黄金」は雲行きが怪しくなっている。

「それらしい文章は残っていますが、豊かな鉱脈が後々まで息子の秀頼に財をもたらすと言い残した可能性が高く、財宝そのものが隠されているという意味ではないと思われます」

 と、八重野氏はその可能性を否定する一方で、

「宝探しと言えば土を掘るイメージがありますが、その前にやらなくちゃいけないことがある。まずは資料を掘って、正確な情報を得ることが大事なのです」

 埋蔵金研究先駆者・畠山清行氏は「土を掘るより、資料を掘れ」という言葉を残し、八重野氏はこの大鉄則をひたすら実践しているのだ。

 伝説の信憑性を見分け、謎文の解読で昔の人と知恵比べをし、隠した人の身になり、時間が経っても変わることのない目印、「不動のもの」を追うのだという。その際、金属探知機は必須だが、時にはレーダーやファイバースコープなどの最新機器を用いることもある。が、それでもパワーショベルなどの重機は絶対に使用しないという。

「昔の人が隠したものですから、技術的にそんなに深い地中に隠すことはできない。それに、いつか誰かが掘り出すために隠したのですから、その意味でも地中深くはありえない。実際に地中から財宝が見つかったケースを見ても、せいぜい5センチから1.5メートルほどです」

 とはいえ、発掘現場に立つと「もう少し深く掘れば‥‥」、という考えがよぎることも否定できない。

 いずれにせよ残念ながら財宝の発見には至っていないのだが、今回の前橋のように、伝説がない場所でも、財宝がザクザク出るなんてケースもある。

「1956年には、今のユニクロが入っている銀座の小松ストアーだった場所から、多量の小判が見つかって大騒ぎになりました。また1963年には、東京都中央区新川の日清製油本社で、ビル改装工事の際に江戸時代の小判が見つかっています。ともに昭和30年代ですが、この時は戦後の日本で多くの工事が行われる中で、財宝が掘り当てられる『ゴールドラッシュ』の時代だったわけです。今後、お宝が発掘される場所はすでに掘り返された都市部ではなく、田舎、例えばかつての豪商の家があった跡地とか、蔵がある家の、蔵の中に隠されていた財宝が発見されるなんてケースが出てくるかもしれない」

 最後に今もお宝ハンターとして現役で活動を続ける八重野氏はこう語る。

「今度、埋蔵金伝説の地を再訪する私を追ったドキュメンタリー番組をテレビで放映するんです。一攫千金より、伝説が真実かどうか突き止めるため、これからも掘り続けますよ」

 スリル満点、男のロマン満載の埋蔵金探しの夢を掘り当てた男の笑顔があった。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク