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新井監督はかつて「罪人扱い」広島・西川龍馬がFA移籍先をパ・リーグにこだわった無難

 プロ野球・広島の西川龍馬外野手が11月14日、国内FA権行使を表明。すでにオリックスへの移籍が決定的とも報じられている。

 西川は今季、2年ぶりに規定打席に到達し、109試合でリーグ2位の打率3割5厘、9本塁打、56打点を記録。47試合で4番を務めるなど、チームを2位に押し上げる原動力となった。

 そんな西川のFA権行使に当然、ガックリと肩を落としているのが広島ファン。広島はこれまでに金本知憲や新井貴浩、丸佳浩、黒田博樹、川口和久など国内7人、海外2人の計9人が流出しており、そのたびに戦力ダウンを余儀なくされている。西川の「男気」を期待していたファンほど、落胆は大きかったのではないだろうか。スポーツライターが語る。

「西川にはオリックスに加えソフトバンクも獲得に乗り出すと言われていましたが、オリックスは昨年オフに日本ハムFAの近藤健介獲りでソフトバンクに敗れているため、今回は譲れない。一方、広島は残留交渉で今季の年俸1憶2000万円に上乗せプラス、複数年契約を提示したといいますが、蹴られてしまった」

 そもそも、新天地としては同じセ・リーグではなくパ・リーグを希望している西川。理由については、パのパワー野球に「僕が通用するかに興味があった」とコメントしているが、

「広島ファンの選手への思い入れは12球団の中でもトップクラス。新井貴浩監督などは広島から阪神に移籍後、数年間にわたり『裏切り者』の烙印を押され続け、広島での試合では大ブーイングが飛び交い、新井監督の父親は当時を振り返り『まるで罪人扱い』と手記で綴っている。そんな意味で西川も、移籍するなら広島ファンの前でやるよりパ・リーグで、という気持ちがあったのかもしれません」(前出・スポーツライター)

 しかし新井監督のように再び広島に返るようなことがなければ、ファンの溜飲が下がることはないのかもしれない。

(ケン高田)

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