スポーツ
Posted on 2023年11月18日 09:58

【サッカー日本代表史】ジーコとオシムに救われた弱小時代の「外国人監督」効果

2023年11月18日 09:58

 2018年のサッカーW杯2ロシア大会では西野朗監督、22年カタール大会では森保一監督がチームを決勝トーナメントに導き、2大会連続で日本人監督が結果を残した。森保監督はカタール大会後も指揮を執り、チームは7連勝中。このままいけば3大会連続で日本人監督でのW杯出場となりそうだ。

 一方、外国人監督で好成績を残したのは、02年日韓大会でグループリーグを突破したフィリップ・トルシエぐらい。ただ、結果は出せずとも外国人監督に救われたことがあったと、元日本代表の福西崇史氏、中田浩二氏、坪井慶介氏、加地亮氏、佐藤勇人氏が明かしている。

 5人は福西氏のYouTubeチャンネルで、ジーコがチームを率いた06年のドイツ大会を回想した。当時は欧州でプレーしている選手が少なく、相手チームの有名な選手をリスペクトしすぎてしまったという。同様に国内組だった福西氏は、

「ところが、そんなスター選手がジーコ監督のところにやって来て一緒に写真を撮っている。でも、俺たちからしたらジーコは監督。俺たちが偉いわけじゃないけど、リスペクトしすぎるということはなくなった」

 と「ジーコ効果」があったという。

 とはいえ、ジーコジャパンは2敗1分でグループリーグ敗退。これにショックを受けたというのがメンバーに選ばれなかった佐藤勇人氏。中田英寿と中村俊輔、小野伸二、稲本潤一の「黄金のカルテット」を擁しながら負けたことに、世界との差を感じたという。

「このメンバーで勝てないのかと日本中がネガティブな状態になっていたと思う。その時にオシムさん(06 ~07年代表監督)が『サッカーを日本化する』と言っていた。『日本人らしくやればやれる。よそのマネをする必要はないし、君たちのよさがあるから』と言われて救われた」

 オシム監督は日本代表をよみがえらせ、20試合で12勝3敗5分の成績を残したが、脳梗塞で倒れ監督を辞任。もし監督を続けていたら10年の南アフリカ大会はどんな結果になったのか。外国人監督に対するイメージを変えていたかもしれない。

(鈴木誠)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク