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大谷翔平のワンコは「病気になったら車1台分の出費を覚悟」という富裕層向けセレブ犬だった

 大谷翔平がア・リーグMVPを獲得した生中継映像によって「世界で最も有名なペット」となった、「コーイケルホンディエ」というオランダ原産の中型犬。全国各地のペットショップには問い合わせが殺到しているそうだが、ペットショップチェーンではこの「大谷の愛犬」は、ほとんど取り扱いがない。

 記者の愛犬散歩仲間に、コーイケルホンディエを買っているオーナーがいるが、国内のブリーダーはわずか数人。オランダでは第二次世界大戦後に絶滅が危惧された希少種で、大事に育成されているため、国内外のブリーダーは限られる。母犬に負担をかけないため、ブリーダーと直接面談した信頼できる購入希望者のみが「母犬が何番目に産んだ子犬で、生後半年から1年後に譲り渡す」という数年待ちの条件で購入予約をするという。

 大谷がハグしていたのは、推測1歳程度の子犬。成犬になると柴犬と同等かそれ以上に大きくなり、柴犬や秋田犬のほか、大谷の実家で飼っていたゴールデンレトリーバーやアラスカンマラミュート、シェパードのような大型犬と遊んでもバテないほど、運動量は激しい。2度もメジャーリーグで満票MVPを受賞した大谷の強肩を相手にボール遊びする「女房役」には最適だ。無駄吠えがなく人見知りもしない大らかな性格ゆえ、大谷の睡眠を妨げることもないだろう。

 だが大谷の愛犬が気に入ったからといって、安易に飼おうと思わない方がいい。前出のオーナーの言葉を借りれば、

「日本にまだ100頭ちょっとしかいないので、どういう病気にかかりやすいかの情報やデータが少なく、ペット保険料がバカ高い。もし病気になったら車1台を買うぐらいの出費を覚悟して、責任を持って最後まで買い切る覚悟のない人には向かない犬です」

 ましてや大谷が暮らすアメリカのメディアによれば、ペットの平均医療費は420ドル(日本円で約6万円)超え。一回の入院費は最低でも800ドル(約12万円)かかる。希少種となれば、アメリカでも医療費はその数倍に。まさにFA移籍金900億円超えと噂される大谷だからこそ飼育できる「セレブ犬」なのだ。

(那須優子)

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