スポーツ
Posted on 2023年11月30日 17:58

日本名輪会・山口健治「江戸鷹の目診断」次代を担う機動型の犬伏が逃げ切る

2023年11月30日 17:58

「伊東記念」◎犬伏湧也/○深谷知広/▲新山響平/△平原康多

 33バンクでライン3番手に勝負権はないと思われがち。ただし、脚をためられるだけに、もつれれば一気の台頭がある。

 ナイターで行われるGⅢ「伊東記念」(12月2日㊏〜5日㊋)には、速力自慢の先行選手がそろう。33バンクだけに残り3周青板から戦闘開始。波乱の決着もある穴党向きのシリーズになりそうだ。

 上昇一途、すでに次代を担う機動型に名乗りを上げた犬伏湧也が、本領を発揮する。後方からの攻めは四国ラインで香川雄介が封じる。まだレースに甘さはあるものの、底力で壮絶な先行争いを制して、逃げ切りを決めるとみた。

 地元の深谷知広が展開不問のパワー戦で、犬伏と力勝負を演じる。南関はメンバーが多彩。余力を残して勝ち上がれるのは何よりのアドバンテージになる。並びは深谷-渡邉雄太-和田健太郎の鉄壁3者。逆転も十分ある。

 あとは、叩き合いになっても一歩も引かない新山響平と、復調しつつある実力者の平原康多の一撃を押さえておきたい。

 印は回らなかったが、北日本ラインで新山の後位で脚をためる小松崎大地は軽視できない。番手戦の戦いも巧みになり、もつれれば勝ち負けに絡んでくる。

 追い込み一手の岩津裕介は、前々走のF1京王閣(②②❶)決勝戦の強さに驚かされた。中四国3番手からの突き抜けも軽快。

【大穴この1車】

谷口遼平(三重・103期)。

 直近の万車券演出は、地元戦だった11月四日市記念(③⑦②⑤)3日目の1万8520円。2車単は1番人気も3着が筋違いだった。狙いたいのはこの筋違い車券。準決勝まで勝ち上がった6月前橋記念(②②④⑧)の2次予選では、1着が有力候補の小松崎、3着も2人と別地区で9万9050円の高配当だった。3連単の3人が別線決着というケースも十分ある。

【狙い目の伏兵3人】

 道場晃規(静岡・117期)は、来期1月から待望の1班入りを果たす。前回の6月伊東(①①落)の雪辱を期し、万全の状態で臨むはずだ。

 小畑勝広(茨城・115期)は、ここ3場所、S級戦で決勝戦に乗っていないが、記念の初日は強い。2次予選を突破して勢いに乗りたいところだ。

 7月に特昇してから、すでに2度優勝しているのが大川剛(青森・121期)だ。9月の立川記念(④③⑨②)では準決勝に進出している。ここも先手を取れば、簡単には崩れない。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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