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テリー伊藤 対談 今陽子(1) スカウトされて有頂天になった

連載732 天才テリー伊藤対談「オフレコ厳禁」
「恋の季節」で一世を風靡した元ピンキラの今陽子も45周年。国民的スターとなった当時も給料制で、「全然実入りがなかったですね」と振り返る。今でも大のイケメン好きと答えるピンキーが経験した若き日の悲恋話には、天才テリーも思わず聞き入った!

ゲスト 今陽子(こん・ようこ)
愛知県出身。ソロ歌手として活動後、68年に「ピンキーとキラーズ」のボーカルとしてデビュー。「恋の季節」が240万枚を超える大ヒットを記録した。グループ解散後は歌手、女優として活躍している。今年芸能生活45周年を迎え、28年ぶりのアルバム「Love Seasons~恋の季節たち~」(ワーナーミュージックジャパン)が好評発売中。

テリー 芸能生活45周年ということですが、今60歳だから、15歳でデビューしたんですか。
今 はい。だからピンキラじゃなくて、今陽子で15でレコードデビューしてるんですよ
テリー ピンキーとキラーズはいくつの時だったの?
今 16です。正式には14歳の後半から、師匠がいずみたく先生なので、コマーシャルソングはいっぱい歌ってました。
テリー もともとは愛知でしょう。どうして芸能界に入ったんですか。
今 名古屋の中学生の時にスカウトされまして。
テリー どこで?
今 いしだあゆみさんが名古屋に公演でいらして、私はファンだったので、会いに行ったら会わせていただくことができて、しゃべってたらあゆみさんのマネジャーが「芸能界に入る気ない?」って。歌も芸も披露してないのにスカウトされたんです(笑)。
テリー じゃあ、中学生で東京に出てきたの?
今 私はちっちゃい時から歌がやりたくて、東京の一流プロダクションにスカウトされたっていうだけで、もう有頂天になって。
テリー 家を出て、友達とも別れるわけじゃない。
今 あとでホームシックになったりしましたけど、その時は有頂天で、いずみたく先生の実家に下宿して、学校に行きながら歌のレッスンをして。
テリー それで1年ぐらいでデビューしたの?
今 そうです。義務教育中だし、若い子たちがすぐに売れる時代じゃないから、学業を優先しろっていうことだったので。それで15歳でビクターからレコードデビューしたんです。
テリー それはどうだったんですか。
今 当時、山本リンダさんが「こまっちゃうナ」で爆発的にブレイクしてて、私は年も一緒だし、あの線を狙えっていうことで出たんですけど、全然タイプが違うじゃないですか。私はことごとく失敗に終わったので、たく先生が次の方法を考えて、大人の男性を4人バックにつければいいんじゃないかというアイデアを出して、それでピンキーとキラーズを結成したんですよ。
テリー 俺、実はブレイクする前を知ってるんですよ。小田急のデパートの上にかわいい子がいるっていうんで、評判になってて。
今 テリーさんはいらしてくださってたんですよね。あの時はレコードデビューはしてないけど、毎晩4回ステージやってました。
テリー 当時、俺は大学1年生で、周りで話題になってたんですよ。
今 あの頃、大学生とか若いサラリーマンに、「ポチャポチャしてかわいい子と野郎どもがわりと格好いいバンドやってるよ」って言われてました。

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