芸能

スギちゃん×テリー伊藤(2)小学生時代から“将来はお笑い芸人になりたい”

20131010i

テリー 18年間も下積みを頑張ろうと思えたのはすごいよな。何がきっかけでお笑いを目指したの?

スギちゃん うちのオヤジが手品師だった、というのもあるんでしょうかね。

テリー そうなんだ。出身はどこなんだっけ。

スギちゃん 愛知県の尾西市(現・一宮市)ですね。きっかけは、小学3年生です。大阪のNGK(なんばグランド花月)に行ったら、隼ジュンさんというトランポリンをやってる方がいらして、「トランポリンをやってみたい子はいますか」って会場のお客さんに聞いたんです。

テリー そこでスギちゃん少年が名乗り出た。

スギちゃん はい。僕が真っ先に手をあげまして、トランポリンをビョーン、ビョーンとやったんです。その時、端っこの網の部分にズボッ! と股まで入っちゃったんですよ。そうしたらNGKのお客さんが、ドーンと沸いたんです。

テリー 会場が一気にウケたんだ。

スギちゃん もう、その感覚が忘れられなくて。それから小中高と、卒業アルバムに全部「将来はお笑い芸人になりたい」って書いていたんですよ。

テリー 9歳の時にそんな原体験があったんだ。それは本物だよ。それでどうしたの。

スギちゃん 大阪の吉本で、オール阪神・巨人さんの阪神さんの弟子になろうと思って、お金を貯めるために1回就職したんです。高校を卒業した時に。

テリー どんなところに就職したの?

スギちゃん 結婚式場ですね。そこでフロントとか、2年ぐらい働いて。ご祝儀をホントは会社に入れなきゃいけないんですけど、いただいていたらバレまして。クビになっちゃったんです。

テリー エーッ?

スギちゃん 僕たちも祝儀をもらえるんですよ。祝儀というか、「今日はお願いします」って直接渡される。

テリー ああ。なーんだ。それってアメリカで言うチップじゃん。それをもらっちゃいけなかったの?

スギちゃん 本来はいいんですけど、会社がちょっと経営不振で、そういうのも細かく徴収してたんです。

テリー 俺はまた、新郎新婦へのご祝儀を取ったのかと思った。

スギちゃん 違います、違います。それは完全にただの犯罪ですよ(笑)。

テリー チップでも怒られたんだ。

スギちゃん はい。でも、名古屋に吉本ができたこともあって、ちょうどいいやと思って辞めました。東京には名古屋吉本で5年やったあと、出てきたんです。

テリー ブレイクしたきっかけの「ワイルドキャラ」は、どうやって考えついたの。

スギちゃん その前に、「アイドルスギちゃん」というキャラをやっていたんです。でも、お客さんもそのキャラに飽き始めていた頃で。突発的に舞台上で上半身裸になって、「アイドルは卒業してやる。これからはワイルドじゃー!!」って言ったのが始まりですね。

テリー そこから、あっという間に大ブレイクしていったよね。当の本人はどんな感じだった?

スギちゃん 不思議でしたね。まったく同じ人間なんですけど、ブレイク後は、何でこんなに自分に人が寄ってきてくれるんだろうって。

テリー 事務所の扱いも変わっただろう。

スギちゃん テレビに出してもらうようになって、ある日、事務所に行ったら、フロアの社員全員が立ち上がって「おはようございます!」って言ってくれたことがあって。その時は「どんだけ変わるんだよ!」と思いましたね。まあ今となっては、前とまったく変わらなくなりました(笑)。

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