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阪神・岡田彰布と因縁浅からぬ人物が死去…江本孟紀が明かした「球団と軋轢で監督退任」の舞台裏

 岡田彰布監督率いる阪神が38年ぶり2度目の日本一に輝き、4年ぶりとなる阪神OB会が行われた翌日、岡田監督と因縁浅からぬ人物がこの世を去った。

 野球解説者の江本孟紀氏が、自身のYouTubeチャンネル〈江本孟紀チャンネル「エモやんの、人生ふらーりツマミグイ」〉で11月29日、肺炎のため11月26日に他界した元阪神・榊原良行氏(享年74)を偲んだ。

 榊原氏は社会人野球の日本楽器を経て、1974年のドラフト4位で阪神に入団。これでもかとバットを短く持って振り抜く堅実な打撃と内野守備が持ち味で、1978年には105試合に出場し、103安打を記録。翌年も106試合に出場し、主に二塁手として活躍した。1980年もレギュラーとして同様の活躍を見せるはずだったが、前年にドラフト1位で阪神入りした岡田監督が、榊原氏の野球人生を一変させたのだ。

 江本氏は、当時のブレイザー監督の苦悩を回想した。

「世間も岡田に対する期待が大きくて、レギュラーで毎日使えという空気感があって。ブレイザー監督が『せっかくスーパースターが入ってきて、これはじっくり育てて本当のレギュラーにしたい』という思いで使おうとした。榊原は二塁手のレギュラーだったわけですから、新人が来たからといってこれを外して、いきなりポジションを全部あげるということは、監督としてできなかった」

 だが、これがきっかけで、球団との間に軋轢が生まれたブレイザー監督は、シーズン序盤の5月14日に退任。中西太ヘッド兼打撃コーチが後任に就いた。

 この流れが「阪神の悪いところ」だと指摘する江本氏は「ベンチがアホ」発言で、1981年に引退した。榊原氏もその年限りで日本ハムに移籍している。

 ちなみにルーキー岡田は109安打、18本塁打、54打点で新人王を獲得。さすがの活躍を見せたことも忘れてはなるまい。

(所ひで/ユーチューブライター)

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