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記事全文を読む→【触れられたくない話】ソフトバンク・小久保裕紀監督は球界でただひとり「恥ずかしい引退試合」で涙した
来季からソフトバンクの指揮を執る小久保裕紀監督だが、地元・和歌山で有名だったのは、2歳年下の弟・隆也氏の方だった。
小久保監督は和歌山県立星林高校の野球部でプレーしていたが、甲子園出場はゼロ。一方、隆也氏は地元の名門・智弁和歌山高校で1年から活躍し、甲子園にも出場した経験がある。
青山学院大学に進学した小久保監督の東都野球リーグデビューも、散々だった。駒沢大学戦で投手としてマウンドに上がったが、相手のエース・若田部健一にも特大の一発を浴びるなどして、1/3回を投げて4失点。試合後は監督に呼ばれ、わずか公式戦1試合での投手失格を宣告されている。
だが、何が奏功するかわからない。打者としてはリーグのベストナインに3回も選ばれ、1993年には主将として青山学院大学初の大学野球日本一に貢献している。
その活躍が評価されて1992年、バルセロナ五輪の野球日本代表に大学生で唯一選出されて、銅メダルを獲得。1993年のドラフト会議ではダイエー(現ソフトバンク)を逆指名し、入団している。だがこの時、地元・和歌山では半信半疑の声が。「プロ野球選手になったのは隆也さんだと思った」と話題になったのである。
小久保監督は引退試合でも恥ずかしい思いを味わっている。それは2012年10月8日のシーズン最終戦となるオリックス戦(福岡ドーム)。試合後、現役を引退する選手が大泣きすることは多い。小久保監督もそのひとりだったが、試合内容からくる悔し泣きの意味もあったかもしれない。
自身は3打数無安打に終わったが、チームも相手先発・西勇輝からわずか1四球を選んだだけ。ノーヒットノーランをされてしまったのだ。
ファンやチームメート、関係者から歓声や拍手で送られる選手は多いが、引退試合でノーノーをプレゼントされたのは、小久保監督ただひとりだろう。
(阿部勝彦)
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