政治

【能登半島地震】山本太郎が「被災地でカレーを食べた」バッシングの真相と現地の評判

 れいわ新選組の山本太郎参院議員が「被災地でカレーを食べた問題」の詳細が明らかになった。1月17日に会見に臨んだ山本氏は、次のように説明した。

「私が食べさせていただいたカレーは、夜9時くらいですから、つまり何かといったら全体の配食が終わって、NPOの方々もみんな食べ終わられた後の残りの物だった」

 コトの発端は、能登地震の発生から4日後の1月5日、山本氏はレンタカーで被災地に入ったことをSNSで報告。岸田文雄首相はこの前日、物資の輸送ルートを確保するため、不要不急の移動を控えるよう呼びかけ、国会議員の現地視察の自粛を申し合わせていた。

 ところがそれに反して山本氏は被災地入りした上、被災者用の炊き出しカレーまで食べたとして、国民の怒りを買うことになったのだ。地元メディア関係者が言う。

「山本氏が被災地に行ったことで交通の妨げがあった、彼がカレーを食べたことで被災者の誰かがカレーを食べ損ねた、というのであれば大きく追及すべきですが、そうではない。否定的に捉える被災民はいますが、有名人が来てくれることで元気づけられるという側面もあります。同じ場所で温かいカレーを一緒に食べたんだ、と」

 一方の岸田首相は、発生から2週間余りが経過したタイミングで、現地に赴いた。

「緊急時に行っても邪魔だから今のタイミングで行った岸田首相の方が評価できる、という声もあれば、遅すぎるしパフォーマンスのために一瞬出向いただけ、という意見もある。何をしても叩かれる時期です。他の議員も山本氏を叩いている暇があったら、選挙区に関係なく被災地を支援すべきでしょう」

 被災地は継続した支援を必要としている。

(小津うゆ)

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「令和の大横綱」を目指す大の里に立ちはだかる「付け人経験不足」と「大卒問題」
2
「高木豊の指摘は大間違い」阪神×中日の判定抗議をめぐる論評に「喝!」
3
「バーカ、タコ!」佐々木主浩が憤激したヤクルト一塁コーチの「怪しげな動き」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
4
元埼玉県警特殊部隊員が明かす「日本で9歳以下の行方不明者は年間1000人」戦慄の手口
5
「ダウト最弱王」に映り続けたアンミカに「拒否反応」を起こす「これだけの理由」