スポーツ
Posted on 2024年02月13日 05:56

棚橋弘至「プロレスラーはみんなスマートだと思っていて」/テリー伊藤対談(2)

2024年02月13日 05:56

テリー 社長になると収入は増えるんですか。

棚橋 新日本の選手はプロ野球と一緒で年俸制なんですけど、先日その契約をしてきまして。その年俸プラス役員報酬がありますね。

テリー 例えば棚橋さんの手腕で、会社の売り上げがグーンと上がったとするじゃないですか。そうすると役員報酬も増える?

棚橋 役員報酬のシステムについては、まだ勉強中でどういったものか詳しくわからないですね。売り上げに応じて増えれば、やる気も増しますけど(笑)。

テリー 他のレスラーの年俸を決める時に社長は関わるんですか。

棚橋 いや、現役選手とそこのやり取りはまだちょっとやりたくないので、それは昨年に引き続いて会長にやってもらいました。

テリー 金額は知ってる?

棚橋 全然知らないです。

テリー あ、そうなんだ。例えば控室で「お前、この前の契約更改、いくらでサインしたの?」とか。

棚橋 聞いたことないです(笑)。その辺りはあまりにもデリケートすぎて、話題に上がったことがないですね。

テリー でも、いちばんもらってるのは棚橋さんでしょう?

棚橋 いや、今だったらオカダ・カズチカか内藤(哲也)ですかね。オカダはこの前、退団が決まりましたけど。

テリー ねぇ、ビックリしましたよ。

棚橋 まあ、いずれにせよ他の選手の年俸はそのぐらいの予想しか立たないですね。

テリー 棚橋さんって、こうやって話していてもすごく優秀じゃないですか。でも、レスラーってそういう方ばっかりじゃないと思うんですよ。よくわかりませんけども、棚橋さんが、一生懸命かみ砕いて「こうなりました」って事情を説明しても「はぁ? 何言ってんのかわかんねえよ!」みたいな。

棚橋 はい(笑)。

テリー そういう人にはどう対処するんですか。

棚橋 でも、僕はプロレスラーはみんなスマートだと思っていて。昔、力道山先生時代のエピソードかな。「うちの息子はバカだけど、体はデカいから入れてやって」みたいな人がいたらしくて、それに対して猪木さんか誰かが「プロレスはバカじゃできませんから」って断ったっていう話があるんです。怖い顔にイカつい体をしたプロレスラーは多いですけど、みんな頭はスマートだと思いますね。

テリー なるほど。プロレスラーはバカじゃできないっていうのは、よくわかりますね。

棚橋 そう思います。

テリー 新日本プロレスで社長になったプロレスラーって、棚橋さんで4人目ですよね。

棚橋 そうですね。(アントニオ)猪木さん、坂口(征二)さん、藤波(辰爾)さん。で、棚橋ですね。

テリー 猪木さんって天才ですけど、すごくいい加減なところも多かったじゃないですか。社長業なんてちゃんとやってたんですか。

棚橋 たぶん猪木さんの時は、実務的な部分をサポートする優秀な右腕がいたと思いますね。猪木さんは話題を作るとか、そういうところは天才ですから。

テリー きっと猪木さんは大方針だけですよね。

棚橋 はい。そういう猪木さん的なところと、坂口さんの堅実なところ、それから藤波さんのフレキシブルな考え方を兼ね備えたような、ハイブリッドな社長になりたいですね。

テリー いいとこ取りだ。

棚橋 真面目なところはしっかりやりつつ、博打が打てる時はファンの喜ぶ仕掛けを考える。僕が社長のうちは「新日本頑張ってるな」って言われるようなものを、どんどん出していきたいですね。誉められたいですから(笑)。

ゲスト:棚橋弘至(たなはし・ひろし)1976年、岐阜県生まれ。立命館大学法学部の3年時に「新日本プロレス」の入門テストを受け合格。卒業後の1999年に入門し、同年10月、真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。2006年、団体最高峰のベルト「IWGPヘビー級王座」を初戴冠。「第56代IWGPヘビー級王座」時代に当時の歴代連続最多防衛記録である〝V11〟を達成、またタレントとしてテレビ番組や映画などにも出演するなど、平成後期のプロレス人気の復活に尽力した。現在は現役を続けながら、新日本プロレスの代表取締役社長を務める。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年04月08日 07:00

    40年の歴史に幕を下ろした「アッコにおまかせ!」(TBS系)の後継番組が始まったが、MCに上田晋也(くりぃむしちゅー)を据えての情報番組「上田晋也のサンデーQ」だと聞いた時、「今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)はどうなるんだろう」くら...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年04月09日 13:00

    4月8日のDeNA戦。それは延長10回のリリーフ登板ではあったものの、ようやくプロ8年目での初勝利だった。中日・根尾昂が投手に専念して、5年目で摑んだ白星である。根尾を祝福する声は多く聞かれたが、心配なのは「チームの悪い流れ」だ。この日の先...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年04月10日 07:00

    本拠地でのパイレーツ戦(日本時間4月11日)に今季3度目の先発登板が予定されている今永昇太の復活のカギは、球速アップだという。15勝した一昨年に比べ、昨年はシーズン後半に打ち込まれるシーンが続いた。そのことで契約の見直しがあり、一度はFAと...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/7発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク