スポーツ
Posted on 2024年02月29日 09:58

【今明かされる舞台裏】巨人V9投手が「世界の盗塁王」福本豊の足を封じた「非主流モーション」秘策

2024年02月29日 09:58

 通算盗塁数は1065。シーズン盗塁数106の日本記録保持者であり、メジャー記録を超えた時期があることから「世界の盗塁王」の異名を持つのは元阪急ブレーブスの福本豊氏だ。

 その阪急で1967年から75年にかけて不動の4番打者を担い、「ミスターブレーブス」と言われた長池徳二氏が野球解説者・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉に登場し、驚きの発言をした。

「福本はね、日本シリーズになると走れなかった。ジャイアンツと戦った時も、森(祇晶)さんって肩あんまり強くないじゃない。それなのに1個も走れない。堀内(恒夫)なんかは牽制うまいからね。それはわかるんだけど、他のピッチャーの時も走れなかった」

 高橋氏は「緊張するんですかね」と返すが、長池氏の答えはこうだった。

「おそらくカープのピッチャーもそうだったんだと思うけど、クセがなかったんだと思う。その点、神部なんかは左で上手かったんだけど、大きなクセがあった。踵を上げて投げると牽制がない、とかね」

 プロ通算90勝の、近鉄とヤクルトで活躍した左腕・神部年男氏のことだ。近鉄時代には、福本氏に21回の企図全てで盗塁を許している。

 研究熱心な福本氏はVTRを何度も確認し、投手のクセを見抜いて盗塁を試みていたという。

「短期決戦、セ・リーグの投手相手には分が悪いこともあったでしょうが、当事はまだ主流ではなかったクイックモーションを、堀内氏を筆頭に巨人投手陣が大いに活用して、福本氏の足を封じました」(スポーツライター)

 投手の技術は年々進化しているが、それにしても今の時代は盗塁がガクンと減った。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク