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記事全文を読む→2024年プロ野球セ・パ「クセスゴ」優勝大予想〈十二支データ編〉「辰年の中日」は強いってホント?
2011年以来、優勝から遠ざかっている中日ドラゴンズ。辰年の今季こそ「弱竜」「ダメ竜」の汚名を返上できるのか。過去のデータと専門家による解説を交え、昇竜復活の可能性を探る。
2024年は、プロ野球がセ・パ両リーグに分かれた1950年以降7度目の辰年となる。過去6度における中日の平均順位は3位。特に近年は、第一次星野仙一(享年70)政権下の88年に優勝、00年、12年は2位と好結果を見せている。
ちなみに、1950年以降7度あった寅年における阪神タイガースの平均順位は3.2位。こちらも悪くない数字で「干支がチーム名と重なる年は健闘する」という、竜党が喜びそうなジンクスが成り立つことになる。
だが、もう少し仔細にデータを検証すると、中日の場合、それほど単純な話ではない点も見えてくる。
確かに、過去6度の辰年でAクラス入りが4度。一応の結果は残している。しかし注目すべきは、その前年の順位がすべて2位以上だったという点だろう。戦力がある程度整い、チーム状態がそれなりに上向いている時期が〝たまたま〟辰年だったという見方もできるのだ。
翻って今年の中日はどうか。直近3シーズンの成績は5位、6位、6位。球団史上初となる2年連続最下位という最悪の状態で辰年を迎えてしまった。これでは前述のジンクスもいくらか心もとない。
中日OBで野球解説者の山﨑武司氏に聞くと、
「キャンプを取材してきましたが、チーム全体の活気は感じました。昨年はキャンプの時点から覇気がなく『これは最下位だな』と思いましたが、今年は少し期待が持てそうです」
山﨑氏によると、最近の中日には「今日打たないと明日使ってもらえない」という重圧に押しつぶされている選手が多数見られるといい、これは首脳陣と選手の信頼関係が築けていないことに起因するのではと指摘する。
「立浪監督も今年は契約最終年で結果を出さなければいけない。そこを踏まえて自分自身もチェンジしなければと感じているはず。それをシーズン開幕後に実践できるかどうかで結果もだいぶ変わってくると思います」
昨季の中日は若手中心のラインアップで世代交代を進めたが、この方針は今季も続くと見られる。山﨑氏はこの点にも注目しているという。
「今季は高橋周平(30)、大島洋平(38)、ビシエド(35)といった中堅・ベテランクラスの扱い方が難しくなってくるでしょうね。スタメンから外された選手というのは、放っておくとどうしても〝腐ったミカン〟になってしまい、それがチーム全体に伝染する。そのあたりを監督がどう考えているかですよね。
これは野球選手なら誰もが通る道です。私自身もそうだったし、立浪監督も現役時代の晩年には冷や飯を食った経験がある。当時の自分と同じ立場にいる選手に対して、どのようなケアをしてやれるか。『いらん。使わん』というだけではチームは成り立たない。監督としての器が問われてくると思います」
ポジションを奪われる可能性のある生え抜き組がいる一方で、カギを握るのが新戦力の存在だ。昨オフには、課題の打線を強化するため自由契約組から中田翔(34)や中島宏之(41)といった実績豊富なベテランを含む5名の野手を一気に獲得した。
「課題の攻撃力は少しだけ上向くと思います。解説者の中には、新戦力効果で格段に上がるという声もありますが、私はあくまで〝少しだけ〟とみています。
例えば中田翔1人が入ったからといって、得点力が飛躍的に上がるとは考えにくい。ビシエドだって昨季こそ極端に悪かったけど、それまでは中田以上の成績を残してきた。それでも得点力は上がらなかったわけですから」
一方で、昨季リーグ2位の防御率だった投手陣に関しては、今季も安心して見ていられそうだ。
「打線の上昇は〝少しだけ〟と予想しましたが、昨季の平均得点は2.7点。投手陣は昨季のチーム防御率3.08程度に抑えてくれるはずですから、1試合当たり0.4点上積みできれば勝敗がずいぶん変わってくることになる。他の5球団の戦力を見ても、阪神以外はほぼ横一線。そう考えると、優勝はともかく、Aクラス入りしてクライマックスシリーズの出場権を得るくらいの可能性は十分にあるとみています」
竜党にとっては何ともうれしいかぎり。何はともあれ、4年連続で〝蚊帳の外〟という事態だけは避けてほしいところだ。
アサ芸チョイス
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