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記事全文を読む→これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
このところの「水曜日のダウンタウン」がヒドい。もともとその攻めた企画内容から、よくも悪くも話題になることが多いが、ここ2週ばかりは目に余るヒドさだ。
まずは3月13日放送回について。この日の企画は「清春の新曲、歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」だった。お笑いコンビ「きしたかの」の2人が、この番組のお約束通り目隠しで拉致され、とある建物の一室(玄関には『清春荘』と表札が)に連れて来られる。そこで「20分に1回流れる清春の新曲を聞き、その10分後に行われる判定タイムまでに、聞き取った歌詞をホワイトボードに記入。Aメロ、Bメロ、サビとパート分けされた歌詞を一文字も間違えずに全部記入できれば、部屋から脱出できる」というものだった。
清春とは、黒夢やSADSといったバンドでの活動後、ソロアーティストとなったミュージシャンだ。その独特な歌い方ゆえ、歌詞カードを見ないと何を言っているのか非常に聞き取りづらいことで知られる。
そんな清春の、しかもリリース前の曲の歌詞を書き起こすというのだから、至難の業。案の定、きしたかのは大苦戦するのだった。
途中、内職することによって入手したお金でヒントアイテムをゲットしたり、何度も聞くうちに耳が清春に慣れてきて、徐々に歌詞を埋めていく。途中でなんと清春本人が登場するなど、最終的には全ての歌詞を書き起した。開始から実に61時間後のことだ。
しかしこの放送の終わり、次週の予告で、先ほど見たばかりの「清春の新曲、歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」が告知されたのだった。リアルタイムで見ていて「ん? なんだこれ、放送事故か」と思ったのだが、世間も同じような感想を持ったようで、「放送事故?」「これにはきっと何かの説?」などという声が上がっていた。
そして翌週。これまたリアルタイム視聴するが、オープニングから何のアナウンスもないままに、前週と全く同じ内容が流れる。「なんだこれ?」と思いながらも見続けていると、最後の最後に「本日は今年度分の番組予算が底をついたため、先週と同じ内容を放送させていただきました」というナレーションとテロップが流れたのだった。
一応、「前週の放送と20日の放送では7カ所の違いがあり、それを当てた応募者にグッズをプレゼントする」という告知もされたが、あまりに手抜き。「詐欺」と言いたくなるような内容だった。もちろん「『水曜日のダウンタウン』だし」と、変な期待をしたこちらが悪いのだが、このやり口はあまりにズルい。
などと言いながら結局、3月27日の放送も見たのだが、今度はスタジオには浜田雅功と小籔千豊の2人だけ。で、この日の企画はというと「『マンボNo.5』あらゆるシーンに有効説」というものだ。「マンボNo.5」は「チャッチャ、チャチャチャチャチャ、チャチャチャチャチャ♪」のイントロメロディーで有名なアレで、昭和のドッキリ番組なんかでこの曲に合わせ、例えば落とし穴に落ちる瞬間なんかを、静止画やプレイバックしたりして、視聴者の笑いを誘導する手法としてよく使われていたものだ。
で、この手法がドッキリだけでなく、シリアスな場面やハプニング場面にも使えるのではないか、というのがこの企画の趣旨ということなのだが…。
蓋を開けてみれば、この番組の過去のVTRに「マンボNo.5」をあてて編集したVTRの数々を流しているだけで、つまりは体を変えただけの、ただの総集編でしかなかったのだ。これでまた最後に「今週も今年度分の番組予算が底をついたため、このような企画となりました」とナレーションでも入ればまだ多少は笑えたが、それはなし。2週にわたったこの手抜き企画には、アキレ返ってしまった。
確かに昨今はどこの局からも資金不足の声が聞かれる。いたるところで名場面や総集編が流れ、それはレギュラーの放送時間だけに留まらず。「あれ? ○○ってこんな時間にやってたっけ」なんて思って見てみると、「総集編」なんてことはよくある。
にしても「水曜日のダウンタウン」なんて松本人志が抜けた分、予算はたっぷり余っているのでは、とも思うのだが…。
(堀江南)
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